台湾の俳優シュー・グアンハン（許光漢）が、兵役履行のため入隊したことを所属事務所が21日、明らかにした。

2019年のヒット作のドラマ「時をかける愛」などで知られ、最近では韓国ドラマ「NO WAY OUT：ザ・ルーレット」に出演するなど、グローバルな活躍を見せるシュー・グアンハンにこのほど、33歳にして兵役に就いたのではないかとのうわさがインターネット掲示板などで持ち上がった。

うわさの発端となったのは複数の目撃情報で、台湾台中市にある新兵訓練所に姿を見せたとの話や、同期入隊する新兵たちに対し、サインや写真撮影を求めないよう軍部からの指示があったとの話題が広まったもの。また、台湾メディアも台湾内政部の公開資料によって、シュー・グアンハンが8月20日付けで入隊し、21日間の訓練を受けると報じていた。

21日、所属事務所「一起娯楽（ICHI-Entertainment）」が、シュー・グアンハンが兵役履行のためすでに入隊したことを正式に発表。台湾の兵役は昨年、延長が決定し1年間となったが、所属事務所では「私たちと一緒に、来年の復帰とすばらしい作品を楽しみにお待ちいただきたい」とコメント。なお、兵役の詳細については団体生活に影響が及ぶことを懸念し、明らかにしていない。

20日、シュー・グアンハンの主演映画「僕と幽霊が家族になった件」のスピンオフ作品となるドラマ「正港分局」が、台北市でプレミア上映を開催。この日の会場にシュー・グアンハンは姿を見せず、ビデオメッセージで約500人の観客の前に登場していた。(Mathilda)