今年7月の訪日外国人客で中国人が最多になったことが、中国のSNS上でも話題になっている。

日本政府観光局の21日の発表によると、同月の外国人客は前年同月比41．9％増の329万2500人で、単月で過去最多を更新した。国・地域別では中国人が同147．8％増の77万6500人で、2022年10月以来の1位に返り咲いた。以下、韓国が75万7700人、台湾人が57万1000人、香港人が27万9100人で続いている。

今年1～6月の累計訪日外国人客は前年比65．9％増の1777万7200人で、上半期としては過去最多。7月までの累計では2106万9900人となり、史上最速で2000万人を突破した。華字紙・中文導報は、中でもコロナ収束後に回復が遅れていた中国人観光客の増加が顕著だと伝えている。

中国のSNS・微博（ウェイボー）の在日中国人ブロガーがこのデータを紹介したところ、ネットユーザーからは「（日本の）街に中国人観光客がますます増えている」「私もそのうちの一人」「私は今月末に行くよ」「香港、台湾も含めたら訪日客全体の半分近くになるね」「主には、安いのと近いからだろうな」「先月は日本に行く便の時に空港免税店が人であふれていた」「これからの記録更新は中国人観光客の回復によるものだろう」「みんな核汚水（処理水）を恐れていないことが分かる。海産物の輸入を再開したらどうか」といった声が上がった。（翻訳・編集/北田）