Record China 2024年8月23日(金) 0時0分
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中国メディアの九派新聞は21日、高速鉄道の発車時刻に間に合わなかった乗客が返金を求めて裁判所に訴える出来事があった。
報道によると、陳(チェン)さんは先日、友人と一緒に旅行に出かけようと鉄道アプリで高速鉄道のチケットを購入したが、当日に時間に遅れて出発時刻に間に合わなかった。陳さんは鉄道アプリからキャンセルを申請しようとしたが、すでに列車が出発していたため手続きができなかったという。
陳さんは「以前は発車した後でもキャンセルできたはず」と主張。鉄道会社がキャンセルを拒否したことは自身の権利を害する行為だとして、返金を求めて裁判所に提訴した。
裁判所は「(陳さんが)チケットを購入した時点ですでに旅客輸送契約は成立しており、双方は契約の規定に基づき義務を履行しなければならない。旅客が自身の都合により列車に乗れなかった場合、運行会社はキャンセルを拒否できる」などとし、陳さんの訴えを棄却した。
中国のSNS・微博(ウェイボー)では関連ワードがトレンド4位に浮上。中国のネットユーザーからは「自分の原因で乗り遅れたのなら返金してもらえないのは当然だろう」「1つの座席にチケットは1枚。あなたが乗らなかったからといって別の人に売ることはできないのだから、キャンセルできないのは当たり前」「(購入画面を示して)発車前に限り払い戻し可と明記されている」「自分が悪いのによくまあ鉄道会社を訴えられたものだ」といった声が上がった。
一方で、「数年前までは間に合わなかったら払い戻しできたと記憶している」「『時間を過ぎたら窓口に行って払い戻しか便変更の手続きをしてください』とアナウンスされていたと思うのだが」「私も時間を過ぎてから窓口で払い戻ししてもらったことがある」「確かにそうだ。いつ規則を変更したのか」との声も少なくなく、中には「契約というなら、列車が遅延した時には客に賠償すべきではないのか」と主張する声も寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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