<卓球>ラケット折られた王楚欽、シングルス敗退の原因を語る=「完全に想像を超えていた」

Record China    2024年8月22日(木) 17時0分

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パリ五輪に出場した卓球世界ランキング1位の中国・王楚欽が男子シングルス2回戦で敗退した原因を語った。

パリ五輪に出場した卓球世界ランキング1位の中国・王楚欽(ワン・チューチン)が男子シングルス2回戦で敗退した原因を語った。中国メディアの鳳凰網体育が22日付で報じた。

王は孫穎莎(スン・インシャー)とペアを組んで出場した混合ダブルスで金メダルを獲得するも、直後にベンチになだれ込んだカメラマンにラケットを踏み折られた。翌日の男子シングルス2回戦にはスペアラケットで臨んだものの、トルルス・モーレゴード(スウェーデン)に敗れて早々に敗退した。

王はこのほど受けたインタビューで「混合ダブルスの決勝を終えてドーピング検査を受け終わったらもう午後6時半だった。それから選手村に帰るまで1時間。食事をして、会議をして、映像を見て、体のケアをした。翌日は午前6時には起きなければならず、休める時間はそれほどなかった。もしあの日の試合(男子シングルス2回戦)が夜だったら、すべてが違っていたかもしれない」と語った。

また、「一番残念だったのは、やはり自分が五輪3種目(混合ダブルス、男子シングルス、男子団体)出場に適応できなかったこと。2年間、3種目をやってきたが、混合ダブルスを終え、シングルス1回戦はカットマンを相手にして、自分の体の反応と痛み、メンタル面の疲労も含めて、完全に自分の想像を超えていた」とし、「これはいずれも自分が原因であり、みんなが言うようなラケットの問題ではない。これ(五輪金メダル)は神様が与えた次の目標だと思っている」と語った。

ネットユーザーからは「自分の足りない部分を認めるのは恥ずかしいことじゃない。しっかりと努力して頑張ってほしい」との声がある一方、「同じく世界ランキング1位で3種目に出場した孫穎莎、お疲れさま」「孫穎莎は団体で(ダブルスより負担の大きい)第1シングルスだったけど、君ほど疲れてなかったぞ」「彼が早々に負けたことでチームとチームメイトに大きなプレッシャーを与えた。五輪でこんな惨敗を喫した選手は初めて見た」「負けたのにこんなに多弁な選手は初めてだ。本当に恐れ入る」など批判的な声も少なくない。

王はシングルスの敗退をラケットのせいにせず日本では「潔い」など高評価を得たが、中国では2008年の北京五輪で張怡寧(ジャン・イーニン)がスペアラケットを使用してシンガポールの実力者フォン・ティエンウェイに勝利していたことから、「ラケットは関係なく実力で負けた」との声が出ていた。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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