2024年8月23日、新浪の微博アカウント「新浪熱点」は、パリ五輪の飛込競技で金メダル2個を獲得した選手の実家周辺を巡るツアーを旅行会社が打ち出したと報じた。

同アカウントは、パリ五輪女子10メートルシンクロ高飛込、女子10メートル高飛込でそれぞれ金メダルを獲得した全紅嬋（チュエン・ホンチャン）の故郷の広東省湛江市邁合村がメダル獲得後しばらくしてもにぎわいが続いており、続々と観光客が訪れていると紹介。新しいレストランもでき、「村の観光客が増えたので、別の場所からここに移転してきた」という店主の話を伝えた。

また、以前から牛肉の内臓煮込みの屋台を出すも赤字続きだったという男性が「今は損をしなくなった。ちょっと大変だけどね」と状況の変化を明かしたことを伝えるとともに、現地には観光バスが数多くやってくるようになったとした。

そして、ある旅行会社が同村を巡る日帰りツアーを1人58元（約1200円）で提供しており、会社の関係者が「このツアーはショッピングツアーなので、消費能力があるお客さんがターゲット」と語るとともに、青少年や高齢者は割増料金を払わないとツアーに参加できないことを説明したと伝えた。

五輪で活躍した選手の実家周辺に観光客が大勢訪れている状況について、中国のネットユーザーは「ほどほどにしておけ」「これは地元住民の生活に悪影響を与えないの？規制した方がいいと思う」「全紅嬋は多くの人をもうけさせたな」「もしできるのなら、全紅嬋は一家全員急いで引っ越した方がいい。ここはもう住むに適した場所じゃないよ」「お金に狂った人たちが集まっている」など、批判的なコメントを数多く残している。（編集・翻訳/川尻）

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— 中国動画 (@RC00547555) August 23, 2024