リン・チーリンに「国立故宮博物院は不採用」の黒歴史、今改めて美の普及に「ひと肌」

anomado    2024年8月25日(日) 12時0分

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リン・チーリンが台北市内の富邦美術館での特別展の音声ガイドで「声の出演」をした。リンには、国立故宮博物院への就職に失敗した過去があったという。写真はリンのフェイスブックより。

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台湾メディアのTVBSによると、台湾のトップモデルであり女優などとしても人気が高いリン・チーリン(林志玲)が20日、台湾台北市内の富邦美術館で記者会見を行い、同館で23日から開催される特別展の「ゴッホ:光を求めて」で、音声ガイドの吹き込みを行ったことなどを紹介した。台湾出身で現在は日本に住むリンにとっては「里帰り」ということになるが、富邦美術館絡みの仕事には通常より「ちょっと深い」意味があったという。

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リンは15歳の時にモデルの仕事を始めたが、家族の意向もあり高校卒業後はカナダに留学し、トロント大学で西洋美術史と経済学を学んで学士号を取得した。帰国後は美術館などの仕事を探したが、うまくいかなかった。台北市内の国立故宮博物院では、面接に行ったが不採用だった。その他の美術館への就職もうまくいかなかった

リンを美術助手として採用したのが富邦美術館だった。リンは今回の富邦美術館への里帰りで、かつて館責任者として自分を採用してくれた翁美慧氏との再会も果たした。リンは「まるで実家に帰ってきたみたいです」と話した。思い出の美術館で、改めて自分の専門知識も生かせる音声ガイドの仕事ができたリンは、「皆さん、ぜひ、最後まで聴いてください。サプライズを用意していますから」と訴えた。

リン・チーリン

リンは記者会見で、一番好きな作品は何かと質問されると「本当に多すぎるんですよ」と答えた。音声ガイドを録音した際には、台本を読んで「ゴッホの生涯を感じました。創作初期の迷いや戸惑い、最も輝かしい頂点の時期、そして晩年の孤独や憂鬱までが感じ取れました」と説明した。

リンはさらに、「芸術が光だとしたら、それは働く人々を照らす光になるのでしょう」「ゴッホを通じて、社会や世間の目を恐れずに、自分が理解されなくても、枠組みを打ち破って自分の内なる欲求を追求する勇気が大切であることを感じました」などと説明した。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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