燃料運んだ後に洗浄せず食用大豆油積み込む、一部は市場に、関連企業の処分発表―中国

Record China    2024年8月26日(月) 19時0分

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シンガポール華字メディアの聯合早報は26日、全中国に衝撃を与えた食用大豆油をめぐる食品安全問題について、当局が25日に調査結果を発表したと報じた。

シンガポール華字メディアの聯合早報は26日、全中国に衝撃を与えた食用大豆油をめぐる食品安全問題について、当局が25日に調査結果を発表したと報じた。

中国メディアが先月報じたこの問題は、2台のタンクローリーが石炭液化燃料を荷下ろしした後、タンク内部を洗浄せずに食用大豆油を積み込んで運んでいたというもので、これを受け中国国務院食品安全委員会弁公室は徹底調査に向けた調査チームの立ち上げを宣言していた。

それから1カ月余りを経て発表された調査結果は「事件は極めて悪質で、基本的な常識に反している。道徳の最低ラインと法律のレッドラインを踏みにじる典型的な犯罪であり、厳罰に処さねばならない」と断じ、2台がたどった具体的な経路や一部が市場に流通していたことを説明。また、現時点で同様の問題は見つかっていないと強調した。

処罰に関しては食用油企業の中儲糧油脂(天津)、河北三河匯福糧油集団精煉植物油や物流企業など7社への行政処罰を発表しており、うち最も重い罰金を命じられたのは約286万元(約5800万円)の中儲糧油脂(天津)だ。

調査結果にはタンクローリーの運転手に対する刑事責任の追及なども記された他、調査過程で発覚した公務員の職務怠慢の可能性について調査が行われるとの説明もあり、記事は「事件の調査がまだ完全に終わっていないことを意味している。地元政府の職員が責任を問われる可能性も否定できない」と指摘した。(翻訳・編集/野谷

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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