2024年8月26日、韓国・JTBCは「政府・家計債務が初めて3000兆ウォン（約326兆円）を突破した」と伝えた。

記事によると、4～6月期の政府債務は1145兆ウォン（地方政府除く）で、前四半期より約30兆ウォン増加した。家計債務は1896兆ウォンで、過去最大値を更新した。住宅担保ローンが1四半期の間に16兆ウォン急増し、家計債務の増加を後押しした。債務は合わせて3041兆ウォンとなった。

利子負担の拡大などで内需景気は停滞している。韓悳洙（ハン・ドクス）首相は「かなりの期間、累積した高物価・高金利の影響と、各部分の回復速度の違いなどにより、国民が肌で感じる民政経済は依然として苦しいものだということは承知している」と述べた。

ただ、韓国銀行は最近のソウルと首都圏の不動産価格の動きから、基準金利の引き下げは危険だと判断しており、これまで13回連続で金利を凍結している。一方、政府と与党は景気活性化には金利引き下げが必要だとしており、「そろわぬ足並み」を懸念する声も上がっているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「政府が国民に借金して家を買えと勧める国だからな」「経済が回ってないのだから、家計や自営業の債務が拡大していくのも当然だ」「研究開発（R&D）予算を削って将来が不安に。法人税引き下げは金持ち減税政策。不動産価格をつり上げ、物価も高騰。給料は上がらないまま…」「無能を通り越してめちゃくちゃ。何の対策も取らず、努力もしない、あきれた政府」「政府債務、恥辱外交、財政破綻、医療崩壊、軍事境界線での事故、不動産二極化などなど。何一つまともに仕事をしていない」「尹大統領は専門家ではないから駄目だと言われてなかったか？大統領選で投票した人たちは、その時の自分が恥ずかしくないか？」などのコメントが寄せられている。（翻訳・編集/麻江）