中国で「味千ラーメン」など高級ラーメン店が窮地、半年で3万店近くが閉店―香港メディア

Record China    2024年8月27日(火) 12時0分

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26日、香港メディア・香港01は、消費が低迷する中国で、かつて一世を風靡(ふうび)したラーメンチェーン「味千ラーメン」を始めとする高級ラーメン店が窮地に立たされていると報じた。

2024年8月26日、香港メディア・香港01は、消費が低迷する中国で、かつて一世を風靡(ふうび)したラーメンチェーン「味千ラーメン」を始めとする高級ラーメン店が窮地に立たされていると報じた。

記事は、「高級ラーメンの始祖」と呼ばれる味千ラーメンの今年1〜6月の決算が2000万元(約4億円)の赤字に転落し、香港証券取引所の同社株も急落したと紹介。客の減少に伴う売り上げ減が赤字転落の主要因であると伝えた。

また、馬記永、陳香貴、張拉拉など他の高級ラーメン店も軒並み苦戦しており、今年1〜6月に新たに営業を開始した高級ラーメン店が3万1000店舗に上った一方で、2万9000店舗が閉店に追い込まれたと指摘。消費の冷え込みが大きな背景にあり、中間層を中心に大型商業施設で食事をする人が減ったとしている。

その上で、上海市内のラーメン店店主が「今年は商売が厳しい。さまざまな販促活動を打ち出しているものの、業績は去年に及ばない。かつて高級ラーメン店の主要客層だったホワイトカラーの消費者がより理性的な消費をするようになり、自炊派が増えたことで経営の圧力が一層高まっている」と語ったことを紹介した。

記事は、かつては急速な経済成長と中間層拡大の象徴として隆盛を誇った高級ラーメン店の「閉店ラッシュ」について「中国本土の飲食市場に大きな変化が起きていることの現れだ」とし、高級飲食業が正念場を迎えつつあると評した。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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