「中国国旗が飾ってない!」と外資系ホテルに言いがかりも、自らの無知を露呈する結果に

Record China    2024年8月27日(火) 17時0分

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中国のインフルエンサーがまたしてもホテルの「国旗」に言いがかりをつけたようだ。台湾や香港のメディアが相次いで報じている。

中国のインフルエンサーがまたしてもホテルの「国旗」に言いがかりをつけたようだ。台湾メディアの自由時報や香港メディアの香港01などが相次いで報じている。

先日、フランス・パリの台湾系エバーグリーンローレルホテル(長栄桂冠酒店)に宿泊した中国人インフルエンサーが、ロビーに飾られた万国旗の中に中国国旗だけがないことを問題視する動画が物議を醸した。そうした中、今度は河北省石家荘市のヒルトン石家荘で別のインフルエンサーがロビーに飾られた国旗を問題視する映像が反響を呼んだ。

問題の動画の撮影時期は不明だが、インフルエンサーの男性が同ホテルのロビーに飾られた各国の国旗を眺めながら「なぜ中国国旗がないんだ?」とスタッフに抗議する様子が映っている。男性は「自分がどこの土地で生活しているのかも知らないのか?」「ほんのわずかな愛国心すらないのか!?」などと言いがかりをつけ、対処するまでその場を離れないと宣言した。

この理不尽な要求に対してスタッフはやむなく、国旗をすべて撤去することにした。ところが、映像を見たネットユーザーから、「飾られている国旗はサッカーの欧州選手権(ユーロ)の出場国のもので、中国国旗がないのは当然」との指摘が出た。映像では確かに、飾られていた旗がいずれも欧州の国のもので、アジアやアメリカ大陸、アフリカ大陸の国旗は1枚もないことが確認できる。国旗を撤去させて悦に入っていた男性だが、図らずも自らの無知を露呈する結果となった。

中国のネットユーザーからは男性の行為に対して「理性を失った愛国」「極端な民族主義」との批判の声が上がり、中には「彼が身に着けている物は上から下まで中国の要素が全くない。素っ裸になった方がいいんじゃないか」と皮肉るユーザーも。また、ホテルに対しては同情の声が上がる一方で、言いがかりをつける相手の要求を飲むと同様の事件の発生を引き起こすため安易に妥協すべきでないとの意見も出ているという。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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