劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」中国で興収40億円突破!ヒットの理由は…―中国メディア

Record China    2024年8月28日(水) 21時0分

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25日、中国のポータルサイト・網易は、劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」の中国での興行収入が2億元を突破したと報じた。写真は劇場版 名探偵コナン100万ドルの五稜星。

2024年8月25日、中国のポータルサイト・網易に、劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」の中国での興行収入が2億元(約40億円)を突破したことを報じる記事が掲載された。(本記事はネタバレを含みます)

現在、中国で大ヒット上映中の劇場版「名探偵コナン100万ドルの五稜星」の興行収入が今月16日の上映開始から11日で2億1300万元(約43億1000万円)を突破し、昨年の劇場版「名探偵コナン黒鉄の魚影(サブマリン)」の1億6000万元(約32億3000万円)を上回った。これで、劇場版「名探偵コナン」シリーズで興行収入が2億元を超えたのは、4作品目となる。

この興行収入2億元突破について、劇場版「名探偵コナン」シリーズの中国SNS・微博(ウェイボー)公式アカウントが、主人公・江戸川コナン(えどがわコナン)のボイスメッセージ付きで報告すると、中国のファンからは「私はチケットを3枚も買いました」「来年も早く上映されるといいですね」「おめでとうございます!。引き続き頑張ってください!」「日本の方は対応が早いですね。すぐにお祝いのボイスメッセージを届けてくれました」とのコメントが寄せられた。

網易に掲載された記事は、「これまでに国内で興行収入2億元を突破した劇場版は、『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』、『名探偵コナン 緋色の弾丸』、『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の3作品で、それぞれの興行収入は2億3100万元(約46億7000万円)、2億1600万元(約43億7000万円)、2億100万元(約40億6000万円)を記録したが、『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』の最終的な興行収入は2億7900万元(約56億4000万円)に達する可能性が高いと予測されており、そうなればシリーズ史上最高の興行収入を達成することになる」と伝えた。

また、「劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』 の興行収入は非常に好調だが、実は公開前はそれほど期待されていなかった。その理由は、昨年の劇場版『名探偵コナン黒鉄の魚影』の興行収入が振るわなかったことと、『名探偵コナン』自体の人気が低下しているのではないかという懸念があったためだ。また、今回の劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』のテーマが特に目立つものではなかったことから、作品に期待する声が少なかったのだと考えられる」と説明した。

一方で、「それにもかかわらず、同作が好成績を収めた理由の一つには、怪盗キッドと服部平次(はっとりへいじ)という人気キャラクターの登場に加え、物語にインパクトのある設定が盛り込まれていたことがあるだろう。同作では、工藤新一(くどうしんいち)と怪盗キッドが実は親戚関係にあるという、非常に驚くべき設定が明かされた」と述べた。

続けて、「同作によると、新一の父・工藤優作(くどうゆうさく)と怪盗キッドの父・黒羽盗一(くろばとういち)は、実は双子の兄弟であり、幼い頃に両親が離婚し、一方は父親、もう一方は母親に引き取られたため、息子の新一と怪盗キッドは互いが親戚であることを知らないという。しかし、優作と盗一は密かに連絡を取り合っており、実は盗一が生きていることも判明した」と紹介した。

その上で、「この驚くべき設定により、多くの『名探偵コナン』ファンが映画館に足を運び、その結果、興行収入も大幅に上昇した。どうやら劇場版『名探偵コナン』が成功するためには話題性が重要であり、物語がシリーズの主軸に関連していると、より多くのファンを引き付けられるようだ。カップリングに頼った手法は、もはや時代遅れなのかもしれない」と論じた。

そして、「現在も劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』は絶賛上映中だが、最終的にどれほどの興行収入を達成するかはまだ分からない。中国での劇場版『名探偵コナン』シリーズの興行収入を更新し、さらには3億元(約60億円)の大台を突破することを期待している」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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