韓国の国防費予算案が初の60兆ウォン超、その内訳にネットユーザーからは不満の声「徴兵制の国で…」

Record Korea    2024年8月28日(水) 12時0分

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27日、韓国・聯合ニュースによると、韓国政府は2025年度の国防費を61兆5878億ウォンとする予算案を決定した。資料写真。

2024年8月27日、韓国・聯合ニュースによると、韓国政府は25年度の国防費を61兆5878億ウォン(約6兆7000億円)とする予算案を決定した。同予算案が来月2日に国会に提出され成立すれば、初めての国防費60兆ウォン突破となる。

国防部によると、政府予算総支出は前年度比3.2%の増加、国防予算は同3.6%の増加となった。国防予算増加率が政府予算総支出増加率を上回るのは2年連続となる。同部関係者は「国防予算は対外的に知られるため、周辺国の予算の増加も見る必要がある。日本と中国も国防予算が急増している」と話した。

国防予算の内訳は、戦力運営費が前年度比4.2%増の43兆5166億ウォン、防衛力改善費は2.4%増の18兆712億ウォン。兵士の俸給引き上げなど人件費の増加が戦力運営費と予算全体の増加につながった。兵士の給料は兵長基準で月額150万ウォンに引き上げ、資産形成の支援金が55万ウォンに引き上げで、月額205万ウォンとなる。すべての給与と年金などを含む人件費は22兆8000億ウォンを超える。

防衛力改善費はミサイル施設に先制攻撃を行う「キルチェーン」、韓国型ミサイル防衛システム(KAMD)、大量反撃報復概念(KMPR)からなる「韓国型3軸体系」の強化に重点的に投資する。3軸体系関連予算は6兆1615億ウォンと策定された。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「軍服務は義務なのに、社会人と同等の給料を払うのはどうなのか」「米軍の兵長で月給270万ウォンくらいなのに、徴兵制の国で月給200万ウォンだと?」「月20万ウォンも出せば十分じゃないか」「兵士の給料を上げるより、幹部の待遇を何とかして流出を止めないと。いざという時に指揮官クラスがいなかったらどうするつもりだ」「自分が軍にいた07年には兵長の給料が8万ウォンだった。17年の間に25倍になったわけだが、韓国の経済力は25倍に拡大したのか?」「給料を上げる金があるなら、それで戦闘機を何機か買えばいいのに」など、「兵士の給料が高すぎる」というコメントが多く寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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