「婚姻登録条例」改正が話題に、戸籍簿は歴史の舞台から消える可能性―中国

CRI online    2024年8月28日(水) 11時20分

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中国民政部がこのほど起草した「婚姻登録条例(改正草案意見聴取稿)」が公開でパブリックコメントを募っており、その中で婚姻登録の戸籍簿提供廃止などの新規定が注目を集めています。

中国民政部がこのほど起草した「婚姻登録条例(改正草案意見聴取稿)」が公開でパブリックコメントを募っており、その中で婚姻登録の戸籍簿提供廃止などの新規定が注目を集めています。湖北省社会科学院の馮桂林研究員は23日、「情報化とビッグデータの幅広い運用に伴い、戸籍簿は徐々に歴史の舞台から退き、骨董品になるだろう」と述べました。

馮研究員はまた、「戸籍簿が最初に使われたのは一種の身分証としてだったが、身分証明書が登場したことで、戸籍簿の役割はかなり薄れてきた。今では、出張や旅行でホテルに泊まる場合、身分証明書を提示するだけで事足りる。戸籍簿は現在でも住宅の取引や親族関係の証明、子供の入学などの面で一定の役割を担っているが、長期的に見れば、情報化時代の到来につれ、特にビッグデータなどの先進技術の実現と幅広い運用によって多くの煩雑な手続きが省かれ、戸籍簿などの紙製品による手続きもそれに取って代わられるだろう」との見解を示しました。

中国南部広東省の警察部門では2019年に住民戸籍簿の電子証明書を発行し、広東省が発行している住民戸籍簿の取得世帯と集団の戸籍を持つ世帯の家族メンバーに対応する住民戸籍簿の電子証明書を生成しました。この電子証明書は、電子証明書の所持者、戸籍情報、家族関係を確認するために使用することができます。また、中国西部の重慶市の警察部門も2022年に「電子戸籍簿」を発行し、身分証明書、車検証、居住証明書など多くの個人電子証明書を提供してきました。これらの取り組みは、紙の戸籍簿が電子化されつつある傾向を改めて裏付けています。(提供/CRI

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