マレーシア航空370便不明の謎が間もなく解ける?専門家「残骸の位置を特定」―独メディア

Record ASEAN    2024年8月30日(金) 11時30分

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29日、独ドイチェ・ヴェレは、10年前に行方不明となったマレーシア航空旅客機の残骸がある位置を専門家が特定したと報じた。

2024年8月29日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、10年前に行方不明となったマレーシア航空旅客機の残骸がある位置を専門家が特定したと報じた。

記事は、2014年3月8日にマレーシア・クアラルンプールを出発して北京に向かっていた途中に行方不明となった同航空MH370便(ボーイング777)について、オーストラリア・タスマニア大学の研究者がこのほど、「オーストラリア西側、インド洋南部のブロークン海嶺の水深6000メートルの海底に同便の残骸が沈んでいるとする論文を発表したと紹介。沈没現場は複雑な地形で「残骸が完全に隠れてしまう場所」だと伝えた。

また、この論文が2021年に執筆され、このほど同業者のレビューを通って正式に発表されたものだとしたほか、論文の作者が以前マダガスカルの東にあるフランス領レユニオン島で見つかった同便の翼の破片と合わせて分析した結果、同便は制御を失って墜落したのではなく、機長が最後に海面への緊急着陸を試みた可能性が高いとの認識を示す一方、なぜ海面への緊急着陸を試みる状況になったのかについては説明されていないと指摘した。

同便には中国人154人を含む239人の乗員・乗客が搭乗していた。これまで史上最大規模の捜索が行われてきたものの、翼の一部以外を除きほとんど残骸が見つかっておらず、現代航空史上最も謎に包まれた事故と呼ばれている。18年にはマレーシア政府が「同便は意図的に方向を変え、通信が途絶えた後7時間余り飛行していた。通信が途絶えた原因は特定できないが、第三者による干渉の可能性も否定できない」との調査報告を発表しており、行方不明の原因をめぐっては事故のほかハイジャック、テロリストの陰謀などさまざまな憶測が飛び交っている。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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