釣りをしていて河原で拾った仏頭、唐代の作との鑑定結果―河南省

Record China    2024年9月1日(日) 22時0分

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洛陽市の住人の馬さんは友人と市内を流れる伊河に釣りに出かけた。すると河原に仏頭と思われる石(写真)があることに気付いて拾ったところ、唐代の作との鑑定結果が出た。

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河南省洛陽市の住人の馬さんは8月30日朝、友人2人と市内を流れる伊河に釣りに出かけた。すると河原に仏頭と思われる石があることに気付いた。馬さんらは警察に通報した。専門家による初歩的な鑑定で、石は唐代(618-907年)に作られた仏頭とされた。北京青年報などの中国メディアが伝えた。

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発見現場は伊河に面する竜門石窟から約1キロの下流だ。馬さんらが発見した時、仏頭は水に浸る状態だった。仏頭の高さは約60センチで、重さは15キロぐらいだった。仏頭の首の部分は何かで断ち切られたように見えた。

仏頭は長い間にわたり水に浸っていたようで、表面にタニシがついていたので水で洗ったところ、竜門石窟の仏像とよく似ていた。馬さんは「私は隣の村で生まれて、竜門にはよく遊びに行きます。だから(竜門石窟の)仏像については割と詳しいのです。拾った仏塔は石窟の仏像の材質や色によく似ていました」と話した。


馬さんは拾った仏頭は文化財と判断して、すぐに警察に連絡した。警察官がただちに現場に急行した。仏頭はその後、竜門石窟研究院に送られた。龍門石窟研究院共産党書記の余傑氏は同日正午ごろ、「この仏頭は龍門石窟研究院が保管します。初歩的な鑑定結果として唐代の仏頭と判断されました。研究をさらに続けます」と説明した。

龍門石窟研究院歴史人文研究センターの路偉主任は、「古い時代の伊河は水量が比較的多く、洪水で寺院を破壊したことがあります」と説明した。例えば唐代の歴史を記録した「旧唐書」には、「唐代の開元10年(732年)2月に伊水が氾濫し、都城南の龍門の天竺寺と奉先寺を破壊した」と書かれている。路主任は、寺院が破壊された場合にはいくつかの像が河に流れ込んだ可能性があると説明した。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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