中国のSNS・微博（ウェイボー）上で「日本にできて中国には絶対できないこと」が話題になっている。

微博で500万近くのフォロワーを持つブロガーは1日、日本旅行に出かけたという別のユーザーの投稿をシェアした。同ユーザーは「今年に入ってから日本に3回行ったけど、まだ行きたい。言いたいのは二つ、中国にはできない。1．自動車が歩行者に道を譲ること。（日本では）赤信号を無視しなければ、横断歩道で車は必ず止まってくれる。2．バスで降りる時は降車ベルを押し、『バスが完全に止まってからお降りください』とアナウンスが流れる」とつづった。

同ブロガーはこの投稿を「日本にできて中国には絶対できないこと（らしい）」と皮肉交じりに取り上げ、「他の場所は知らないが、この人はわれわれが住む田舎の小さな街にやってきて広場に座って観察してみるといい。車が歩行者に道を譲ることは（そんな田舎ですら）珍しくない。バスが止まってから降りるのは普通のことだろう」と冷やかした。

他のネットユーザーからは、「一般的に中国のバスは客の乗降があろうとなかろうとすべてのバス停に止まる。もちろん田舎の方では後者ボタンが必要かもしれないが。アナウンスについては、この人は中国で耳が聞こえないのだろうか（中国のバスでもアナウンスされている）」とのコメントが寄せられ、最も多くの共感（いいね）を集めている。

また、「この人、中国で生活したことある？（笑）」「杭州に来てみればいい。横断歩道では車は必ず歩行者に道を譲る。日本のささいなことをほめそやすな」「広西チワン族自治区でも自動車は歩行者に道を譲る」「浙江省ではもう普通の光景になった」「深センでもそうだ」「この人は、日本の車が歩行者に道を譲らない動画を見たことがないのか？」「日本の自動車が小学生に道を譲らないあの動画を見たことがないというのか？」といったコメントも寄せられた。

一方で、「日本にはいろいろな問題があるが、良いところは認めるべきだ。歩行者に道を譲るという面では、（中国）国内は以前と比べてだいぶ改善したが、確かに日本ほどきちんとできている都市は見たことがない。バスについては置いておくとして、地下鉄などでは日本人はきちんと列をつくっており、『先に下車、後から乗車』が守られている。国内のように、ドアが開いたら降りる人と乗る人が押し合いへし合いすることはない」と書き込むユーザーも見られた。（翻訳・編集/北田）