Record China 2024年9月5日(木) 8時0分
拡大
華字メディア・日本華僑報は2日、「パンダが日中友好の新たなステージの序曲を奏でることを期待」と題する論評記事を掲載した。
同記事は、中国が日本にパンダを貸与する意向を示したとのニュースが日本で反響を呼んでいると紹介、「パンダの貸与はただの動物の交換にとどまらず、日中両国の感情や意向を象徴するものである」とした。そして、今年8月に日本の超党派である日中友好議員連盟の会長であり、日本の政界における「知中派」の重鎮である二階俊博衆議院議員らが中国の王毅(ワン・イー)外相と会談した際、王外相が「中国のパンダを再び『外交の旅』に送り出す。この『平和の使者』が国際舞台で再びその輝きを放つことを望んでいる」と発言したとの日本の報道を紹介した。
同記事は、「パンダは何度もさまざまな国にわたって、中国と外国の友好関係を築き、文化交流に貢献してきた」と言及。その上で、「中国の外交政策が成熟しつつある中で、パンダという『外交官』は新たな歴史的使命を携え、日中関係を新たなステージに引き上げる重要な絆となり、両国の友好関係に新たな歴史を刻むことになるだろう」とパンダが日中関係において果たすことになる役割を強調した。
その一方、日本政府関係者は「まだ何も決まっていない」と慎重に対応していることに触れ、「パンダの貸与は単なる動物の交換ではなく、複雑な政治的、外交的、文化的配慮が伴うものであることを忘れてはならない」と主張。パンダの「日本への旅」は常に日中両国関係の微妙な変化を可視化する風見鶏であるとした上で、「具体的な貸与条件などついては、日中両国が誠実に、深く、丁寧な協議を行い、この素晴らしいビジョン実現に向けて努力する必要がある」とした。
また、同記事は「現在、日本にいる中国から貸し出されたパンダはわずか8頭。そのうち2頭は年老いて体力が衰え、まもなく帰国予定」と日本のパンダの現状に言及し、「この状況は、日本の人々のパンダへの期待を一層強めることは間違いなく、彼らは再び平和の使者を目にして、中国からの温かさと友好を感じることを切望している」と主張した。そして、「中国がパンダの貸与を順調に進めることができれば、日中両国の友好関係に新たな活力が注ぎ込まれる。平和と友好の種が日中両国民の心に根付き、より美しい花を咲かせることになるだろう」と日本へのパンダ貸与の効果に期待を寄せた。
一方で、「パンダの貸与は、広範にわたる日中関係の中の明るい点の一つに過ぎない。日中両国の長期的な平和と友好を真に実現するためには、政治、経済、文化など多くの分野で協力していく必要がある」と指摘。「協力を拡大し交流を深めることで、日中関係の基盤をさらに強固にし、その未来をより広いものにしていくことが求められている」とも強調した。
同記事は最後に、「今回のパンダの『外交の旅』が素晴らしい契機となり、日中関係が新たな高みへと進むことを願う。両国民が平和と友好の下で手を取り合い、より良い未来を共に創っていくことを期待している。パンダの愛らしさとパンダがもたらす友好が、日中両国民の心に永遠に刻まれ、日中両国民に利益と平和の光を注ぎ続けることを祈っている」と締めくくった。(翻訳・編集/奈良)
この記事のコメントを見る
Record China
2024/8/26
2024/7/17
2024/6/24
2024/4/4
2024/1/25
2024/8/30
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら
業務提携
Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る