同級生の電動バイクのバッテリーから出火、男子学生が全身やけど―中国

Record China    2024年9月4日(水) 0時0分

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中国・湖北省武漢市で、電動バイクのバッテリーが原因の火災で大学3年の男子学生が全身やけどを負う事故があった。

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中国・湖北省武漢市で、電動バイクのバッテリーが原因の火災で大学3年の男子学生が全身やけどを負う事故があった。中国メディアの大風新聞が2日付で報じた。

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男子学生は今年の夏休みに実家に帰らず、同級生と学外の部屋を借りてアルバイトをして生活していたが、7月9日の明け方、室内で充電中だった同級生の電動バイクのバッテリーが突然出火し、室内は火に包まれた。集合住宅内の防犯カメラ映像には、部屋から裸で飛び出して消火器を持って部屋に戻っていく同級生の様子が映っていた。

男子学生は左足の一部と頭頂部を除く全身90%以上にやけどを負う重傷だったがなんとか一命をとりとめた。男子学生の父親は「やけどの面積が大きすぎてすぐには治らない。これまで3回の大きな手術と2回の小さな手術を受けた」と語った。

男子学生が全身やけど

父親によると、息子の手術に使うため自身の皮膚を提供。手術費はすでに90万元(約1800万円)余りになっており、火災を起こした同級生の家族から2回に分けて計1万元(約18万円)が渡されたが焼け石に水。9月3日に4回目の大きな手術が控えているが、費用の支払いに悩まされているという。

事故の責任は同級生にあると認定される可能性が高いものの、相手の家庭が賠償金を負担できる経済状況ではなく、保険でも賄い切れないことから、両親は手術費の寄付を募る一方、手術費の支払い猶予を求めて関係部門に相談している。なお、山東辰沢法律事務所の柳(リウ)弁護士は「バッテリーの品質に問題があった場合はメーカーが責任を負うことになる」との見方を示している。

中国ではバッテリーが原因の火災事故が相次いでおり、消防当局は「電動自転車やバッテリーをエレベーターに持ち込んだり、室内に運んで充電したりしないように」と注意を呼び掛けている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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