中国・アフリカ協力フォーラム開催、景気減速が対アフリカ投資に影響も―仏メディア

Record China    2024年9月4日(水) 8時0分

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2日、RFIは北京で中国・アフリカ協力フォーラムが開かれることを報じた。

2024年9月2日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の中国語版サイトは、北京で中国・アフリカ協力フォーラムが開かれることを報じた。

記事は、北京で4〜6日に2024年中国・アフリカ協力フォーラム(FOCAC)首脳会議が開かれ、新型コロナ流行後に北京で開かれる最大の外交イベントであると紹介した。

そして、会議に先立つ2日午後には習近平(シー・ジンピン)国家主席が人民大会堂で南アフリカのラマポーザ大統領と会談し、会議の中で両国が経済協力と技術協力の強化を盛り込んだ協定に署名する運びになったことを伝えた。また、同日にはコンゴ民主共和国のチセケディ大統領とも会談したと紹介し、中国が同国において強い存在感を示すとともに、同国から電気自動車バッテリーに欠かせないコバルトを大量に輸入しており、今回の会談ではさらに銅、金、リチウム、レアアースなどの採掘に対する希望も示したとした。

その上で、中国はこの20年間、アフリカに数十万人の労働者とエンジニアを送り込み、特に銅、金、リチウム資源にアクセスするための大規模なプロジェクトを建設してきたほか、中国の国有銀行が現地のインフラ建設を支援するための莫大な資金を提供してきた一方で、ザンビアやエチオピアのような国々が負債を増やすという問題も引き起こしていると指摘。中国はしばしば債権者としての立場を利用して外交的、商業的譲歩を得ているという非難の声も上がっていると伝えた。

記事は、今回の会議について2日付のフランス紙レクスプレスが、経済成長鈍化により中国がアフリカへの投資削減を余儀なくされているほか、アフリカにおける米国との影響力や天然資源獲得競争が日増しに激しくなる中での開催になるとの見方を示したことを紹介した。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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