YOASOBIが歌うアニメ主題歌を特集=「怪物」「アイドル」など人気曲6選―香港メディア

Record China    2024年9月5日(木) 9時0分

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29日、台湾の男性ファッション誌「men’s uno」の香港版は、日本の人気ユニット・YOASOBIが歌う6曲のアニメ主題歌を紹介する記事を掲載した。写真はYOASOBI。

2024年8月29日、台湾の男性ファッション誌「men’s uno」の香港版は、日本の人気ユニット・YOASOBIが歌う6曲のアニメ主題歌を紹介する記事を掲載した。

記事はまず、「日本の人気ユニット・YOASOBIは『小説を音楽にする』というコンセプトと軽快なエレクトロニックビート、澄んだ歌声が特徴で、その人気は瞬く間に急上昇した。近年、彼らは小説の枠を超え、アニメの主題歌やエンディング曲をも手がけている。特別に制作されたMVで、音と映像を通じてキャラクターの内面世界に迫り、曲にさらに深い意味が加わると、原作ファンへの贈り物ともいえる作品になる。最近、YOASOBIは新たなアジアツアーの開催を発表し、12月26日と27日には香港のAsiaWorld-Arenaにやって来る。これに先駆けて、彼らが手がけたアニメ主題歌を振り返ってみよう」とつづり、六つの楽曲を紹介した。

1曲目について、「YOASOBIが初めてアニメのために歌ったのが、『BEASTARS』第2期オープニング曲の『怪物』だ。この曲はリリースから1年足らずで再生回数が1億回を突破した。楽曲は、『BEASTARS』の原作者・板垣巴留氏が書き下ろした小説『自分の胸に自分の耳を押し当てて』を原作にしており、主人公が間違いだらけの世界で、愛する人をどう守るか、そして正義とは何かを探し求める様子を描いている」と説明した。

2曲目について、「『優しい彗星(すいせい)』は『BEASTARS』第2期のエンディング曲で、板垣氏の書き下ろし小説『獅子座流星群のままに』を原作にしている。楽曲では、物語に登場するルイとイブキの関係や、草食獣と肉食獣の対立を描いている。2人は互いを救い合おうとしながらも、世界の残酷さのために共存することができず、最終的には自己犠牲を選ぶ。21年には、アーティストが一発撮りで歌声を披露する『THE FIRST TAKE』に登場し、再生回数が原曲のMVに迫る勢いを見せた」と述べた。

3曲目について、「『祝福』は『機動戦士ガンダム 水星の魔女』シリーズ構成・脚本を担当した大河内一楼氏が書き下ろした小説『ゆりかごの星』を原作にした楽曲で、物語の主人公であるスレッタ・マーキュリーに寄り添う、主人公機のガンダム・エアリアルの目線から2人の絆を描いている。スレッタと共に成長し、戦い抜いてきた絆が歌詞に込められており、彼女に対し、厳しい運命を乗り越え、自分自身の人生の道を切り開くようにとメッセージが込められている」と言及した。

4曲目について、「『アイドル』は、『【推しの子】』の原作者・赤坂アカ氏が書き下ろした『45510』を原作にした楽曲。B小町のメンバー視点で、完璧なアイドルである星野アイ(ほしのアイ)への愛憎が描かれている。一方で彼女のうそに満ちた完璧さを愛しつつも、他方では偽りながらも多くの人々に支持される彼女への嫉妬が歌われている。楽曲の後半では、アイの視点に切り替わり、全てがうそだと知りながらも、いつかこの『愛』と名付けたうそが本物になると信じて、真に人を愛することを学ぼうとする彼女の姿が描かれている。『アイドル』は、芸能界の華やかな表面の裏に隠れた不完全さや残酷さを描き、アイを含む多くのアイドルの人生を反映している。MVは約1カ月で1億回再生を達成し、米ビルボード・グローバル・チャート“Global Excl.U.S.”で1位を獲得。日本語で歌唱された楽曲として初の快挙を成し遂げた」と紹介した。

5曲目について、「『勇者』は『葬送のフリーレン』の原作者・山田鐘人氏の監修で書き下ろされた短編小説『奏送』を原作にした楽曲。アニメの主軸とは異なり、エルフのフリーレンが勇者ヒンメルに出会った後の感情の変化や、ヒンメルの死後の孤独をテーマにしている。フリーレンは感情を持っていなかったが、ヒンメルとの共に過ごした時間の中で知らず知らずのうちに変化しており、彼の存在が彼女に与えた影響を後から実感する。フリーレンの回想を通じてヒンメルの温かさが感じられるものの、彼はもうこの世にいないという孤独感が一層強調されている」と論じた。

6曲目について、「『<物語>シリーズ オフ&モンスターシーズン』のエンディング曲『UNDEAD』は、同作の原作者・西尾維新氏が書き下ろした短々編『なでこパスト』『しのぶフューチャー』を原作にした楽曲。前半は『なでこパスト』、後半は『しのぶフューチャー』とリンクしており、サビは登場キャラクター・斧乃木余接(おののきよつぎ)の言葉が表現されている。YOASOBIのAyaseは『<物語>シリーズ』の大ファンで、好きなアニメ作品を聞かれると必ず『化物語』と答えるほどに思い入れがあるとし、楽曲発表時には『超全身全霊で作りました』と語っていた」とした。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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