CRI online 2024年9月3日(火) 14時30分
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浙江省寧波市の文化遺産管理研究院はこのほど、4カ月にわたる発掘の結果を踏まえたとして、馬廊廈遺跡の考古学調査の成果を発表しました。
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中国東部に位置する浙江省寧波市の文化遺産管理研究院はこのほど、4カ月にわたる発掘の結果を踏まえたとして、馬廊廈遺跡の考古学調査の成果を発表しました。この遺跡は寧波市の管轄下にある余姚市にある、殷周代(紀元前1600ごろ~前256年)から明清代(1368~1912年)まで存続した規模の比較的大きな集落で、銭塘江沿岸および杭州湾南岸の東西方向に広がる細長い海岸平野である寧紹地区の歴史上の社会の様相を生き生きと示しています。
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馬廊廈遺跡の発掘面積は2000平方メートルです。堆積物の深さは30センチから1.6メートルで、時期は大まかに殷周代、漢代と六朝(紀元前202年~西暦220年)、唐代と五代(907~960年)、宋元代(960~1368年)、明清代の5つの時期に分けられ、灰坑(灰の堆積した穴)、住宅跡、墓、井戸、道、溝渠など遺跡102カ所が発見され、矢じり、陶器の容器、磁器の杯、墓のれんが、碁石などの小型遺物163点が出土しました。
馬廊廈遺跡考古チームのリーダーを務める寧波市文化遺産管理研究院の梅術文博士によると、これまで余姚地区で発見された杜義弄漢六朝遺跡や巍星路貯蔵穴などの遺跡はほとんど市街地にありますが、馬廊廈遺跡は余姚北部の杭州湾の近くに位置し、その多様な生活遺跡と豊富な陶磁器出土品は余姚地区の社会の発展と人々の生活の様子を研究するための重要な実物資料を提供しました。
馬廊廈遺跡から出土した文化財のうち過半数を占める越州窯の磁器は、同地域の陶磁器発展の系譜を完璧に反映しています。これらの磁器はさまざまな窯で製造された磁器の特徴を取り入れる交流と融合の特徴を示し、中国南部と北部で製造された磁器の流通と、様式を互いに参考していたことを実証しています。このほか、唐の墓から出土したれんがには踊り子を示す絵が描かれていて、当時の民俗風情と人々が幸せを追い求めたことを示しています。(提供/CRI)
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