日本の焼肉チェーン店「牛角」のキャンペーンが物議を醸していることが、中国のSNS上でも話題になっている。

「牛角」はこのほど、食べ放題コースを女性限定で半額にするキャンペーンを開始した。通常3938円のコースが1969円、5258円のコースが2629円になるという。牛角は、女性の注文量が少ないことから女性限定の割引を行うことを決めたとしているが、一部の人からは「なぜ女性だけ割引きするのか」「男性差別だ。もう行きたくない」など批判の声が上がった。

中国のSNS・微博（ウェイボー）で240万のフォロワーを持つブロガーは3日、「公然と男性差別？。日本の有名焼肉店・牛角が女性限定の食べ放題割引を打ち出した結果、『男性差別』と批判され、中にはボイコットを宣言する人も。どう思いますか？」と投稿した。

これに、中国のネットユーザーからは「女性の方が食べる量が少ないのに同じ価格だった時は、なぜ文句が出なかったのか？」「一部の（日本の）クラブが女性限定で無料でドリンク1杯提供していた時は、誰も差別だと言わなかったけどどうして？」「サービスしてくれるのに批判するとはね」「女性の方が食べる量が少ないのだから、（女性割引きは）普通じゃないか」などの声が上がった。

また、「昔から、食べる量が少ない人（多くは女性）が損することが多かった」「日本人はデートもAA制（割り勘）なんだからいいでしょ」「（男性は）自分が損するわけじゃないんだから、そんなに気にしないでよ」「一般に女性は男性より食べる量が少なく、食べ放題は元が取りづらいからあまり行かない。店としてはそうした女性客にも来てもらいたいだけだろう」などのコメントも寄せられている。（翻訳・編集/北田）