中国で石をペットにする若者が増加=石に話しかけ、服を着せる―香港メディア

Record China    2024年9月8日(日) 13時0分

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6日、香港メディア・香港01は中国で石を「ペット」にする若者が増えていると報じた。

2024年9月6日、香港メディア・香港01は中国で石を「ペット」にする若者が増えていると報じた。

記事は、中国で「ペット石」ブームが到来し、多くの若者が石に名前をつけ、着せ替えをし、名前をつけ、誕生日を祝い、フェイスクリームを塗るなど、石をまさにペットのように大事にしていると紹介。「ペット石」の購入者のほとんどは2000年代生まれ以降で、SNS上でも多くの人が石を日光浴させたり、ハワイ旅行に連れて行ったり、コンピューターの前に鎮座させて「仕事」をさせたり、フィギュアと一緒に「ファミリー」を作ったりといった画像や映像を続々と公開していると伝えた。

また、実際に石のペットを「飼育」しているというあるネットユーザーが「石を飼う人がいるという話を聞いたときには私も違和感を覚えたが、好奇心から石を持って帰ってみたところ、石に対する愛着が湧いた。それ以後、会社から帰ると石に話しかけるようになり、帽子をかぶせたり服を着せたりするようになった」と語ったことを紹介したほか、あるユーザーは「石飼育マニュアル」を作り、「石はデリケートなので持ち帰ったらお風呂に入れてあげて。石の虐待は違法で、たたいたりののしったりしてはいけない。石のすみかには寝室と娯楽の場所を作ってあげて」などといった内容を盛り込んでいるとした。

さらに、ECプラットフォームの淘宝(タオバオ)にはペット石材店も出店しており、大きさ2~7cmの石や石のIDカード、飼育マニュアル、麦わら帽子、麦わらの巣、たくさんの表情シールが入った「石ペットセット」は、わずか2カ月で1000件以上の取引が成立し、月間売上は1万元(約20万円)を超えたと紹介。あるショップでは石用のスキンケアミルク、帽子やドレス、ドリンク、バッグなどさまざまな「周辺グッズ」も販売していたとし、淘宝のスタッフが「消費者は上海に集中していて、1995〜2000年代生まれの女性が中心」と紹介したことを伝えた。

記事は一方で、浙江大学医学部附属精神衛生センターの専門家がペット石の人気について「総じて、今の若者が孤独を感じており、感情的な交流や、許容され、受け入れることを望んでいることの表れ。ペット石が若者の心の慰めとなっている」と分析したことを伝えた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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