CRI online 2024年9月6日(金) 16時20分
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中国西部観光が海外の観光客に人気となっています。写真は重慶の大足石刻。
今夏、中国のインバウンド観光は引き続き人気が高まり、ますます多くの海外観光客が中国を旅行やレジャーの目的地とし、中国西部の省・直轄市・自治区を訪れて一般の観光とは趣の異なるディープな旅を堪能する人々もいます。
中国大手のオンライン旅行プラットフォーム「去哪儿(Qunar)」(チューナー)によりますと、中国以外のパスポートを使い国内線の航空券を予約した旅客の予約件数は2023年に比べ2.8倍となり、うち10%以上の外国人観光客は半年以内に中国を2回訪れました。四川省成都、陝西省西安、重慶市など中国西部に位置する都市は、外国人旅行者が中国で飛行機を利用した人気目的地トップ10に入ったとのことです。
国連世界観光機関(UNWTO)のマリー=ピエール・ブーシェ・オーリエ特別顧問は、「中国には世界遺産がたくさんあり、それに非常に興味を持つ人が世界にはたくさんいる。人々は今、より多元的な中国を理解し、異なる風情を感じたいと考えている。中国の四川省、貴州省、雲南省など西部の省は観光業と少数民族文化が結びついており、国際的に知名度が高い」と語りました。
中国が昨年から入国する外国人に対するビザ免除政策を次々と導入して以来、外国人観光客は増え続け、「チャイナトラベル(China Travel)」はインターネット上の人気キーワードとなり、より多くの外国人に中国の魅力を感じさせています。
中国政府は目下、15カ国に対して15日間のビザ免除渡航政策を試行し、144時間のトランジットビザ免除措置が適用される範囲を37の通関地、54カ国に拡大しました。国家移民管理局の最新統計によりますと、今年1~7月、全国の各通関地から入国した外国人は前年同期比129.9%増の延べ1725万4000人に達し、発行された口岸(通関地)ビザは同182.9%増の84万6000件で、訪中外国人により創出される経済効果は1000億元(約2兆300億円)を超える見込みです。
中国・スペイン旅行プラットフォーム「yunxi.es」の創業者アントニオ・テヘロ氏は、陝西省、四川省、重慶市を横断する旅行を終えたばかりです。テヘロ氏は、「中国西部で異なる風景を見て、深い印象が残った」と述べ、中国西部で地元の文化を体験したり、美しい自然風景を楽しんだりすることは、スペイン人の憧れの観光地リストの上位にランクインするだろうとの見方を示しました。(提供/CRI)
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