「ちいかわ」4つの秘密=かわいさの裏側に潜む本当の意味とは?―香港メディア

Record China    2024年9月9日(月) 23時0分

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8日、香港メディアの香港01は、日本の人気漫画「ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ」に関する四つの隠された秘密について紹介する記事を掲載した。写真はちいかわ。

2024年9月8日、香港メディアの香港01は、日本の人気漫画ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ」に関する四つの隠された秘密について紹介する記事を掲載した。

記事はまず、「『ちいかわ』とは、『小さい』と『かわいい』を組み合わせた言葉で、アニメや漫画では、ちいかわが主人公の名前であるだけでなく、小さくてかわいい種族を指す言葉でもある。うさぎやハチワレも、このちいかわ族に属している」と紹介した。

続けて、「主人公たちは物語の中でしばしばキメラに襲われることがあり、時にはキメラを討伐することもある。キメラは敵役として登場し、ちいかわたちを傷つけたり食べたりする種族。キメラの力や見た目はちいかわ族よりも強力で、キメラには『擬態型』と『友好型』がいる。『友好型』はその名の通り、ちいかわ族に対して友好的で、危害を加えないが、『擬態型』は友好的であるように振る舞って近づき、後から攻撃を仕掛ける。主人公のちいかわがかつてかわいがっていたカブトムシも擬態型であり、その正体が現れた時、ちいかわの心を深く傷つけた」と説明した。

その上で、ちいかわに関する四つの隠された秘密の一つ目として「モモンガは他人の体を奪ったキメラ」だとし、「モモンガは初登場時、『ついにやったゾ!!、おもいっきりかわいこぶってやる…』と言っていた。しかしその後、でかつよというキャラクターがモモンガを追いかけて『返せッ!』と叫ぶ場面がある。実は、今のモモンガはもともとでかつよであり、何らかの方法でモモンガの体を奪い、今の姿になったのだ。物語の中で、モモンガが入れ替わりのスロットマシーンを見つけ、破壊したこともある」と述べた。

また、二つ目の秘密を「ちいかわ族がキメラに変わることがある」こととし、「物語の中で、主人公のちいかわが奇妙な外見のちいかわ族に出会う場面がある。そのキャラクターは泣きながら『こんなになっちゃった…』と言うが、実は彼はキメラに変わったばかりのちいかわ族だった。ちいかわ族がキメラになる条件や原因は明らかにされていないが、多くの人が負の感情やストレスが関係していると推測している」と説明した。

さらに、三つ目の秘密について「キメラの1人はちいかわの同僚だった」と述べ、「ちいかわは工場で働いていた時、カエル型の集金箱にお金を入れて買ったお菓子を隣の席の同僚とシェアして親しくなる。その同僚も同じパジャマを所持していることが判明し、ちいかわは彼と職場の友人になった。ある日、ちいかわがハチワレやうさぎと討伐に行くと、強力なキメラに遭遇する。キメラが攻撃しようとした時、ちいかわを見ると動作を止め、カエルを指差した。それは、かつて工場で一緒に自動販売機でお菓子を買ったことを思い出させようとしていたようだった。このキメラは後に『あのこ』と呼ばれるようになり、工場でちいかわが出会った友人が何らかの理由でキメラに変わってしまったことを示唆している」とした。

そして、四つ目の秘密を「ちいかわ族とキメラはお互いの姿になりたい」とし、「ちいかわ族はキメラになることができるが、キメラは直接ちいかわ族に戻ることができず、ちいかわ族の体を奪うしか方法がない。物語の中で、魔女が3人の主人公を人形に変え、彼らの体を奪おうとする場面がある。魔女は『なりたいやつがいるんじゃ…こういう…風に…』と言い、キメラがちいかわ族になりたがっていることを示唆する。
また、うさぎが持ち込んだ木彫りの人形のせいで妖精に変わったエピソードでは、ちいかわたちが妖精になった後に空を飛び回れることを楽しんでいたが、最終的に友人との日常生活を取り戻すために元に戻ることを決意する。一方で、キメラになったあのこは、ちいかわ族であった頃の記憶を思い出すが、最終的には今の強力なキメラとしての生活を選んだ」と言及した。

記事は最後に「こうして、ちいかわは友人たちの支えにより他の存在にはならないことを選び、現状の自分を受け入れるが、対照的にあのこは孤独な生活から脱却するためにかつての天敵であるキメラになる道を選んだ。この物語は、現実の世界でも、多くの人が現在の生活に耐えられず、別の道や時には社会的に認められない道を選ぶことがあることを示唆している。このような人々は非難されることが多いが、『彼らが何を経験してきたのか』を理解しようとする視点が必要だ」と論じた。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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