2024年9月8日、韓国・JTBCは、北朝鮮が韓国に向けて飛ばしている「ごみ風船」について「8日で17回目となり、財産被害額が1億ウォン（約1066万円）を超えた」と伝えた。

北朝鮮がごみをぶら下げて飛ばしている風船は、これまでに倉庫や住宅街などさまざまな場所に落下している。住宅街では駐車場に停められている車の上に落下しフロントガラスを粉々にしたり、路上で火災を起こしアスファルトを焦がしたりといった被害が確認されている。現在までにソウル市内だけで財産被害額は8000万ウォン、京畿道で2000万ウォン以上になる。ほとんどが車の損壊や住宅街での火災による被害だという。

しかし、ごみ風船によって発生した被害に関しては、支援を受けられる法的根拠がないといい、「今後も無念の被害は続きそうな見通し」だと報道は伝えている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「ここまでやるなんて、もうテロじゃないの？。そのうち人命被害が出る。国はそれでも黙って見てるつもり？」「無策でただ風船が落ちてくるのを見ているのが政府の仕事か？」「対策を考えなよ。被害額は政府が賠償すべき」「対抗しよう。こっちはごみじゃなく、情報と食べ物を送るといい」「飛んできた物をそのまま送り返せないのか？」「射撃訓練でも始めるべきじゃない？」「政府はごみ風船飛ばしをやめさせろ。それができないなら被害補償とか、何でもいいからちょっとは仕事しろ」など、政府に対する厳しい批判のコメントが殺到している。（翻訳・編集/麻江）

우리 동네에 엉덩이(오물) 풍선 떨어짐 pic.twitter.com/QGyBsf8i78

— 긍또 (@silverddo) September 7, 2024