9日、香港の俳優アンディ・ラウ（劉徳華）が広東省深セン市で開催したコンサートで、舞台装置のコントロールを誤ったことにより、大惨事に発展しかねないアクシデントが発生した。

7月にコンサートツアー「今天...is the Day」をスタートしたアンディ・ラウは、6日から深セン市で4日間の公演を開催。その最終日となった9日のステージで、歌いながらステージ上を移動していたところ、地下通路につながる箇所のふたが誤って開いていたことで、転落しかけて倒れ込むアクシデントが発生。客席からは大きな悲鳴が上がり、緊張が走る一瞬となった。

なお、アンディ・ラウは急いで立ち上がり、観客に向けて無事をアピールしながらステージを続行。歌い終わると観客に小休止を求め、応急処置のため舞台から下がり、再び登場すると元気な姿を見せている。またコンサート後には、公式ファンクラブ「華仔天地」のホームページや中国のSNS・微博（ウェイボー）で写真とメッセージを公開し、「ありがとう。次のステージでまた会いましょう」とファンに呼び掛けた。

今回のツアーでは、7月開催の上海公演でも4メートルの高さから転落しかけるアクシデントが発生。これに続く危険な状況にファンからは、主催者側に対して不手際を批判する声が上がっている。近年では2017年に、タイでCM撮影中に落馬して腰椎を損傷し、約7カ月間にわたって活動休止したこともあり、ファンからはスタッフに対して細心の注意を払うよう求める声も寄せられている。（Mathilda）