中国の習近平国家主席は9日午後、北京の釣魚台国賓館で、中国を公式訪問中のノルウェーのストーレ首相と会談を行いました。

習主席は、「中国とノルウェーの国交樹立以来70年の間、両国国民は互いに尊重し、学び合い、貴重な友情を結んできた。中国とノルウェーの友好協力をさらに発展させることは、両国国民の意思と両国の根本的利益に合致し、世界各国がより緊密に結びつき、苦楽を共にするという大勢にも合致している」と述べました。

習主席は、「双方はそれぞれの優位性を結びつけ、グリーン環境保護、エネルギー転換、海運、農水産物、電気自動車などの分野での実務協力を絶えず拡大し、教育、科学技術、文化、観光、冬季スポーツなどの分野での協力を強化し、人的往来、特に青年交流を緊密にすることができる。中国は国連などの多国間プラットフォームにおけるノルウェーとの意思疎通と協力を強化し、ノルウェーが中欧関係の健全で安定した発展を推進するために積極的な役割を発揮することを望んでいる」と強調しました。

ストーレ首相は、「ノルウェーと中国は国交樹立以来70年にわたって、良好に関係を発展させてきており、双方は相互に尊重し合いながら対話と協力を続けている。中国の発展は生気と活力に満ちており、学ぶ価値のある成功経験がたくさんある。ノルウェーは対中協力の拡大を期待しており、G20などの多国間枠組みの下で中国との意思疎通と協力を強化し、欧州と中国の協力強化を支持していく」と示しました。

双方はウクライナ危機などのホットな問題について意見を交換しました。習主席は「中国は危機の平和的解決に役立つあらゆる努力を奨励し、支持し、引き続き和解を呼びかけ、話し合いを促すことを堅持し、ウクライナ危機の政治的解決推進のために建設的な役割を発揮していきたい」と示しました。（提供/CRI）