中国を訪問中のスペインのサンチェス首相は10日に上海の訪問をスタートしました。サンチェス首相は午前中、「中国-スペインビジネスフォーラム」に出席した際、「中国の経済発展の潜在力は極めて大きいと考えており、中国との経済貿易協力を深めていきたい。スペインも中国企業に良好な環境を提供していく」と述べました。

サンチェス首相は北京訪問を終えた後、上海を訪れ、最初に「中国-スペインビジネスフォーラム」に出席しました。フォーラムは「産業にとっての将来のチャンスとグリーン転換」「産業、サプライチェーン協力とサードパーティ市場協力」などの議題をめぐって行われ、エネルギーや物流、金融、貿易、機械、宇宙などの分野に関わる中国とスペインの、合わせて700人以上の企業家が参加しました。サンチェス首相の訪中に同行したスペインの企業代表団と一部の協力企業も出席しました。

サンチェス首相は、EUと中国が誠意ある対話を通じて現状の圧力を緩和させることに期待を示した上で、「このような緊張した局面をもたらした大きな原因はEUが中国の電気自動車に追加関税を課したことにある。スペインは各国がWTOの枠組みの下で対話し、より公平で公正な経済貿易関係を発展させ、『貿易戦争』を避けるよう提案する」と述べました。（提供/CRI）