中国税関総署が10日に発表した最新のデータによると、今年1～8月の中国の商品貿易の輸出入総額は前年同時期より6％増の28兆5800億元（約574兆7900億円）でした。増加率は、1～7月よりも0．2ポイント減少しています。内訳は、輸出が前年同時期比6．9％増の16兆4500億元（約330兆8400億円）で、輸入が同じく4．7％増の12兆1300億元（約234兆9500億円）、貿易黒字が同じく13．6％拡大して4兆3200億元（約95兆8900億円）でした。

国別に見ると、1～8月の中国の主要貿易パートナーに対する輸出入額はすべて増加しました。中でも、中国の最大の貿易パートナーであるASEANとの間の輸出入総額の前年同時期比増加率が最も高く、10％に達しました。EUは中国にとって第2位の貿易パートナーで、中欧間の輸出入総額は同じく1．1％増加しました。アメリカは中国にとって第3位の貿易パートナーで、中米間の貿易総額は同じく4．4％増加しました。韓国は中国の第4位の貿易パートナーで、中韓の貿易総額は同じく8％増加しました。

また、同期間の中国と「一帯一路」共同建設国との輸出入総額は同じく7％増の13兆4800億元（約271兆1000億円）でした。

商品別に見ると、1～8月の中国の機械・電気製品の輸出額は前年同時期比8．8％増の9兆7200億元（195兆4800億円）でした。特に、自動車の輸出は前年同時期比22．2％増、集積回路の輸出は同じく24．8％増加しました。

輸入面では、1～8月は中国の鉄鉱石、石炭、天然ガスの輸入量が増加した一方で、原油の輸入量は減少しました。（提供/CRI）