雲南省の岩ばかりだった山がキウイフルーツ畑に変身、収穫期迎える―中国

人民網日本語版    2024年9月16日(月) 20時50分

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雲南省文山チワン族ミャオ族自治州西畴県三光片区の約333ヘクタールのキウイフルーツ栽培拠点には、キウイの木が青々とした葉を茂らせ、果実が鈴なりになっていた。

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7日に二十四節気の15番目「白露」を迎え、雲南省文山チワン族ミャオ族自治州西畴県三光片区の約333ヘクタールのキウイフルーツ栽培拠点には、キウイの木が青々とした葉を茂らせ、果実が鈴なりになっていた。人民網が伝えた。

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西畴県三光片区はかつて、樹木が伐採し尽された結果、土壌が流失してしまい、貧困から女性たちが逃げ出してしまうほどだった。そんな同区の各民族の住民は1990年代、「山、水、林、田、道」を総合的に管理するスタイルをしっかりと推し進めていき、リーディングカンパニーの文山浩弘農業開発と協力して、有機キウイフルーツをメインとした約333ヘクタールの高原の特色あるフルーツ総合栽培拠点を建設した。


文山浩弘農業開発の責任者のトウ華龍氏によると、同社はまず、西畴県の石漠化(土壌流出により岩石が露出する現象)しているエリア約66.7ヘクタールにキウイフルーツ畑を作ろうと考えたという。当初は、キウイフルーツができるわけがないと思っていた人も多かったものの、8年の努力が実り、木の下に植物を植え、有機肥料を使うことで、石漠化し、岩ばかりだった山が、現在の緑豊かな山へと変化を遂げた。


独特な高山気候の三光片区は日照時間が長く、キウイフルーツの生長に適しており、その果実は大きく、ジューシーで、糖度も高い。例年と比べると、今年はキウイフルーツが豊作となっており、生産量は合わせて800トン、生産高1200万元(約2億4000万円)以上に達し、農家の収入が700万元以上増える見通しだ。


8年間の取り組みを経て、同社は土壌改良や品種改良、全過程における有機栽培と管理の実施などを行い、高品質でおいしいキウイフルーツを生産できるようになり、「グリーン認証」と「国家有機認証」を取得。さらに、「文山10大名品」にも選出され、省内外の消費者の間で人気となっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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