山東省の女性、知らずに「ネット彼氏」の詐欺共犯者に―中国

CRI online    2024年9月18日(水) 10時50分

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山東省濰坊市濰城区で女性がネット上で知り合った恋人のために銀行で現金を引き出そうとしたことで、詐欺に加担してしまうという事件が発生しました。写真は銀行員が女性のために準備した現金。

中国東部の山東省濰坊市濰城区でこのほど、ある女性がネット上で知り合った恋人のために銀行で現金を引き出そうとしたことで、詐欺に加担してしまうという事件が発生しました。

今月3日夕方、銀行を訪れた女性が100万元(約2000万円)を引き出そうとしたところ、不審に思った銀行員が警察に通報しました。

警察官から資金源について尋ねられた女性は、「結婚の結納金」だと答えましたが、説明が不明瞭であることから、警察署での取り調べが行われました。

その結果、この100万元はこの女性がネットで知り合い、恋愛関係になった恋人が詐欺で得た金であり、女性は詐欺の実行に協力する「出し子」にされたことが分かりました。

女性は半月前にネット上である男性と知り合い、交際関係になったと言います。その後、男性が「自分は地方住まいでビジネスの代金を受け取るのに不便だから、代わりに受け取りをしてほしい」と女性に頼み、女性はこれを自分への信頼の証だと思って快諾したということです。

その後の調べで、この100万元は北京市に住む女性が振り込んだものだということが分かりました。北京市の女性は、友人から孫という男性を紹介されて意気投合し、彼に誘われるまま投資のために100万元を振り込んだということでした。投資と称してだまし取った資金を回収するために、孫と名乗る男は山東省の女性とネット上で恋仲になり、「出し子」として利用しました。

事件発覚後、北京市の女性は警察に通報したということです。(提供/CRI

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