台南繁華街の「慰安婦像」撤去、国民党は公園への再設置目指す―台湾メディア

Record China    2024年9月20日(金) 12時0分

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19日、台湾メディア・自由時報は、台南市に設置されていた慰安婦像が撤去されたことを報じた。

2024年9月19日、台湾メディア・自由時報は、台南市に設置されていた慰安婦像が撤去されたことを報じた。

記事は、台南市のデパート林百貨の向かいに設置されていた慰安婦像が18日夜に撤去されたと紹介。設置場所はもともと国民党台南市支部の敷地で、国民党が職員の退職金未払いにより資産が差し押さえられたことで競売にかけられ、国民党と現在の地主との間で合意していた慰安婦像設置のための土地使用期限が切れたため撤去されたと説明した。

そして、国民党の台南市議会広報担当者である蔡育輝(ツァイ・ユーフイ)氏が同市に対し、撤去した慰安婦像を移設する場所を提供するよう求め、財源がなければ自ら資金を提供する姿勢を示したほか、国民党の謝龍介(シエ・ロンジエ)立法委員も「現在、銅像は倉庫で保管している。歴史を忘れないよう、市には公園や緑地で像を設置する場所を提供してほしい」とコメントしたことを伝えている。

一方、台湾独立派とされる政党、台湾基進所属の同市議会議員である李宗霖(リー・ゾンリン)氏は「これで少なくとも、国民党がこの件で騒ぐことを心配する必要はないだろう。林百貨付近は日本人観光客が多く、慰安婦像の設置には向いていない」と述べたことを併せて紹介した。

記事は、同市政府の見解として、慰安婦像が2018年に当時国民党台南市支部主任委員だった謝氏が設置した「個人財産」だったと紹介。行政府は私有財産の設置場所を決定する権利と責任は「個人財産所有者」と認識しており、市としては決定を尊重するとの姿勢を示したことを伝えた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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