特徴的な宇宙栄養サポートシステムを構築、「宇宙の食卓」がより豊富に―中国

人民網日本語版    2024年9月24日(火) 18時30分

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中国が特徴的な宇宙栄養サポートシステムを構築した。

22日の「第2回宇宙医学フロンティアフォーラム」で明らかになったところによると、中国は特徴的な宇宙栄養サポートシステムを構築しており、そして未来の深宇宙探査ミッションに向けた戦略的技術の備蓄を行っている。新華社が伝えた。

有人宇宙船「神舟18号」の乗組員は過ぎたばかりの中秋節(旧暦8月15日,今年は9月17日)に、中国の宇宙ステーションで蓮の実あんの「宇宙月餅」、スパイシーマトン、ポテトビーフ、ポークチョップの煮込み、もち米ケーキなどを味わった。これらは地上サポートチームが各宇宙飛行士の好みに合わせて準備したパーソナライズされた「中秋節のご馳走」だ。

中国宇宙飛行士科学研究訓練センターの李瑩輝(リー・インフイ)氏は、「宇宙ステーション段階で中国料理の産業化重要技術のブレークスルーを実現し、中国料理を宇宙の食卓に取り入れ、宇宙飛行士が遠く離れた宇宙でも家庭の味を楽しめるようにした。中国はさらに正確栄養調整技術を高め、無重力などによる人体の生理学的問題に対応するための正確な飛行栄養供給量基準を開発し、宇宙飛行士の180日以上の健康的な飛行を全力でサポートする。また、軌道上機能性宇宙食重要技術のブレークスルーを実現し、抗酸化、免疫増強、疲労回復、腸内細菌調整の作用があるといった機能性宇宙食を開発し、宇宙飛行士の軌道上での適応力を後押ししている」と説明した。

宇宙ステーションでの滞在と比べると、月面滞在はより厳しい補給の課題に直面する。地球から遠く離れることでコストが増加し、適時性が低下するからだ。

同センターの臧鵬(ザン・ポン)氏は、「未来の深宇宙探査ミッションの戦略的技術の備蓄に向けて、中国は軌道上調理や地球外生存新型食品開発の重要技術の研究を行っており、未来の長期的な地球外生存のための基礎的サポート条件を提供する」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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