2024年9月24日、韓国・MBCニュースなどは「猛暑、雨不足、集中豪雨などによる生育不良で野菜の価格が高騰する中、白菜は1株2万ウォン（約2160円）台まで上がり、政府が中国産白菜の輸入に踏み切った」と伝えた。

記事によると、今月中旬の白菜の卸売価格は1株9500ウォンで、市場などでの小売価格は2万ウォンを上回ることもある。キムチ漬けのシーズンを控え、家計の負担が拡大していることを受け、韓国政府は需給安定のために中国から白菜を輸入することを決定した。今週金曜日にまず16トンが到着する予定だという。

韓国農林畜産食品部によると、来月から海抜600メートル以下の産地で白菜の出荷が始まる。中旬頃に出荷地域が増えれば価格はある程度安定する見通し。中国産白菜はひとまず物量を確保しておき、価格状況に応じて段階的に市場に供給していく計画だという。

韓国銀行が発表した8月の生産者物価指数によると、産地の白菜価格は1カ月で73％高騰した。9月に入っても値上がりは続き、昨年より50％、平年より29％ほど高い水準となっている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「物価高対策が、不衛生な中国産の輸入だと？」「しばらくの間、白菜を食べるのはやめよう。中国産は信用できない」「どんなに国産白菜が高くなっても、中国産はお断りだ」「白菜を食べるのはもうやめる。わざわざ中国産を…。それって本当に本物の白菜かな？」「食べる物に関しては中国産は受け入れられない」「なぜ輸入を？。食べなきゃいいだけじゃないか」など、中国産白菜に対する否定的なコメントが殺到している。（翻訳・編集/麻江）