天津大学、全学部生向けに人工知能の一般講座を開講―中国

人民網日本語版    2024年9月25日(水) 14時30分

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天津大学でデジタルインテリジェンスコース「AI入門」の初の授業が行われた。

「分かりやすい言葉で、さまざまな専門的背景を持つ学生を興味深く簡単な方法で浅いところから深いところへと、AI(人工知能)を学べるように導きたい」。天津大学人工知能学院の胡清華(フー・チンホア)教授は20日、同大学の4000人以上の新入生にデジタルインテリジェンスコース「AI入門」の初の授業を行った。同コースは天津大学が全学部生向けに開講した一般コースで、全市の大学に向けて同時公開されるとともに、スマートツリープラットフォームを通じ全国に共有される。科技日報が伝えた。

「AI入門」は天津大学が国の政策に呼応し、大学生が科学技術の変化を積極的に受け入れるのをサポートする革新的な措置だ。同コースは胡氏が主導し、8人のAI・学際領域の教授と共同で作成したもので、同時にインテリジェント・コンピューティング学部、精密機器学院、オートメーション学院、理学院など13の学院の30人の専門的な教員チームが授業を行う。

胡氏は初の授業で、天津大学のSFチックな雰囲気を漂わせるパノラマ教育空間に立ち雄弁に語った。高解像度・高分解能の360度パノラマスクリーンと組み合わせて実際の授業を行った。同大学の4000人以上の新入生は二つのキャンパスの30余りのスマート教室で同時に聴講するとともに、裸眼3D、パノラマスマート板書、パノラマVR、AIティーチングアシスタントなどのAI教育ツールを時々使い、胡氏とリアルタイムでやり取りした。

コース全体は全8回の講義からなる。その内容は学際的なケーススタディと社会化協同学習モデルを融合しており、AIの基本概念、主要な流派、歴史的な動向、技術的な課題を含む。学生にAIへの大まかな認識を形成させ、学生のAIへの興味と好奇心をかき立て、その後のAI分野での深い学習と探求のための強固で安定した基盤を築く。

天津大学教務処の夏淑倩(シア・シュウチエン)副処長は、「AIは大きな分野で、一つの学科だけですべてを制するものではない。コースの編成と教員の配置が最大の難点だ。さまざまな専門的背景を持つ新入生が同じ授業を受けられるようにするため、全学の異なる専攻から50人のインテリジェントチューターを募集した。全学の一斉生配信のほかに、学生は残りの30分で異なるスマート教室で所属学院のインテリジェントチューターから続けて授業を受ける。自分の専攻にAI技術を真に融合させる」と説明した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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