2024年9月24日、環球時報は、インド人のブロガーが中国とインドの列車を比較する動画を公開したところ議論を呼んだとするインドメディアの報道を伝えた。

記事は、インド紙インディアン・エクスプレスの22日付報道などを引用。先日中国を訪れたというインド人ブロガーが中国とインドの列車の普通車両を比較する動画を公開し、中国の列車でもインドの列車同様、トイレ付近の床板上に乗客が座っていたと紹介したほか「中国の高速鉄道の座席は思っているほど快適ではなく、一部の乗客は自ら椅子を持ち込んで座っている」と評したことを伝えた。

その上で、20日に公開された動画がすでに800万回以上再生され、多くのユーザーがコメントを残したと紹介。中国の「高速鉄道」がインドの列車とあまり変わらないといったニュアンスを持つ動画に対して「中国の列車は清潔じゃないか。インドのようにグトゥカー（口の中に含み刺激を味わう嗜好｟ しこう｠品）のかすで列車が汚染されたりしないし、プラスチックごみを撒き散らす人もいない」「インドの列車じゃ車両間を自由に行き来できないじゃないか」といった否定的な感想のほか「そもそも、紹介されているのが中国の高速鉄道ではない普通列車であることをちゃんと認識してほしい」というツッコミまで寄せられたとしている。

記事によると、インドのネットユーザーからは他にも「中国の列車は普通車でも空調があって、内装もインドの新型快速列車のようだし、自動ドアもある。最高クラスの座席は非常に快適だ」「トイレがちゃんと使える時点でインドの列車よりも清潔。こんなの、インドじゃ夢物語だよ」といった感想が寄せられたという。（編集・翻訳/川尻）