人民網日本語版 2024年9月26日(木) 12時30分
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海南省は自由貿易港政策という優位性により、航空機のメンテナンス業務の発展に力を入れ、臨空産業クラスターをけん引している。
海南省は自由貿易港政策という優位性により、航空機のメンテナンス業務の発展に力を入れ、臨空産業クラスターをけん引している。「自由貿易港で、世界の飛行機をメンテナンス」が実現したと言える。各国の航空会社がここで航空機のメンテナンスを受けるのはなぜか。
海口市にある海南自由貿易港ワンストップ式航空機メンテナンス産業基地では、巨大な飛行機格納庫はメンテナンス中の航空機でいっぱいだった。繁忙期である暑運(夏休みの帰省・旅行に伴う交通輸送体制)が終わると、各大手航空会社は急いで航空機をメンテナンスに送り込むようになっている。メンテナンス基地が繁忙期を迎えている。格納庫の中が飛行機でいっぱいになっているだけでなく、屋外の駐機場にもたくさんの航空機が列を作り、格納庫に入ってメンテナンスを受けるのを待っていた。
ここはさながら航空機の4S店(ディーラー)だ。自動車と同じように、航空機も定期的にさまざまなレベルのメンテナンス・整備を受け、機体の各種性能の安全性と安定性を確保しなければならない。
これだけでなく、この定期検査が行われる格納庫の近くには、工場の施設も2カ所ある。一つは塗料吹き付け工場、もう一つは部品修理工場で、「メンテナンス+塗装」のワンストップサービスを提供している。
統計によると、今年8月末までに、同基地内で1500件を超えるメンテナンスが行われ、そのうち60数件は海外の航空機のメンテナンス・塗装業務で、こうした航空機は年々数が増えている。ベトナム、フィリピン、カタールなどの国の航空会社はすでに同基地のリピーターで、複数の業務契約に調印済みだ。
一体なぜ各国の航空会社の航空機が海南でメンテナンスを受けるのか。
最も魅力的な要素は、海南自由貿易港の開放的で優遇的な独特の政策だ。メンテナンス業務を提供する企業が事前に税関で申請すれば、海外の航空機は海口に到着してすぐ同基地に直接入り、税関は基地内で監督管理と検査を直接行い、航空機はメンテナンスが終われば直接離陸することができる。このように多くの検査や申告手続きを省くことができ、企業の時間とコストを節約できる。同時に、海外からメンテナンスに来た航空機は保証金の納付を免除され、一時的な入国メンテナンス時の中国国内での販売業務が認められ、メンテナンス用の航空機材料の保税が認められるなどの優遇政策を受けることができ、各航空会社はメンテナンスのコストを約10~15%引き下げることができる。
現在、海南航空機メンテナンス産業は一定の規模に成長し、臨空産業の川上から川下に至る産業クラスターをけん引し、海南航空機メンテナンスサービスの国際競争力を一層向上させている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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