中国初の水素エネルギースマート都市間高速列車が登場

人民網日本語版    2024年9月26日(木) 11時30分

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中国初の水素エネルギースマート都市間高速列車「CINOVA H2」が、ドイツ・ベルリンの鉄道技術見本市「イノトランス2024」で正式に発表されたことが分かった。

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中国初の水素エネルギースマート都市間高速列車「CINOVA H2」が、ドイツ・ベルリンの鉄道技術見本市「イノトランス2024」で正式に発表されたことが分かった。同列車は水素動力を採用し、走行中を通じて「ゼロカーボン」排出を実現した上、運行速度、旅客輸送能力、航続距離などの重要性能で世界の類似製品より優れており、非電化鉄道旅客輸送設備のグリーン高度化に新たな原動力を注入する。科技日報が伝えた。

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同列車は中車青島四方機車車両が独自に開発した。同社の梁才国(リアン・ツァイグオ)チーフデザイナーは、「同列車は水素燃料電池を搭載し、水素と酸素の電気化学反応で電気エネルギーを生み出す。世界の類似製品と比べると、輸送量がより多く、走行速度がより速く、航続距離がより長い」と説明した。

同列車は4両編成で、960kWにもなる大出力水素燃料電池を搭載し、強力な動力を持つ。連続運転速度は160km/hで、最大運転速度は200km/hにも達する。列車の航続距離は世界最長で、速度160km/hで運行すれば1200km、速度120km/hでは2000km、速度80km/hでは3000kmに達する。また、列車は水素の充填速度が速く、1回の充填で15分しかかからない。

水素エネルギースマート都市間高速列車の客室

新型グリーン鉄道交通設備としての同列車は「環境保護のエキスパート」ともいえる。梁氏は取材に対し、「同列車の水素燃料電池はすべての反応プロセスにおいて水しか生み出さない。列車は走行中を通じてカーボンを排出せず、いかなる大気汚染物質も発生しない。年間平均走行距離を30万kmと想定すると、同列車は1本当たり年間で二酸化炭素の排出量を約730トン減らすことができる。これは面積約37.8ヘクタールの植林に相当する。同時に列車はリサイクル技術を革新し、廃水と廃熱を『宝物』することができる。水素燃料電池の反応によって排出された水は浄化処理により再回収され、列車全体の水使用の需要を満たす。水素燃料電池の冷却廃熱はリサイクルすることで、冬の暖房に用いることができる」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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