上海市浦東新区-上海市金山区-浙江省海寧市を往復するヘリコプターの就航前の重要なテスト飛行が23日に行われた。低空域を飛行するヘリコプターを利用した場合、上海・浦東から浙江・海寧までの所要時間は片道20分未満で、タクシーに比べて所要時間を約半分まで短縮することができる。料金は片道1人1400元（約2万8000円）以上に設定される予定だ。中国中央テレビ局（CCTV）のビジネスチャンネルが伝えた。

23日午前、ヘリコプターがゆっくりと金山水上空港に着陸。その後、海寧旅客輸送センターに向かって再び離陸した。

テスト飛行を行ったヘリコプターの徐建軍（シュー・ジエンジュン）機長によると、午前7時32分に上海・浦東の星野ヘリコプター飛行基地から離陸し、わずか16分後の午前7時48分に上海・金山水上空港に着陸した。

このヘリコプターを使う新たな交通手段は「速さ」が際立っており、すでにたくさんの問い合わせが寄せられているという。料金を見ると、片道1人1400～2600元（約2万8000～5万2000円）で、チャーターの場合、片道6000～9800元（約12万～20万円）という。1度に乗れる乗客は最多4人で、1人につきサイズ20インチ（55センチ×40センチ×20センチ）、重さ15キロまでの荷物を1つ持ち込むことができる。今後、低空域を飛行するさらに多くのヘリコプターが就航するにつれて、料金は少しずつ下がるとみられている。（提供/人民網日本語版・編集/KN）