CRI online 2024年9月25日(水) 21時20分
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中国科学院合肥物質科学研究院の強磁場実験室は22日、独自に開発した水冷磁体を使って42万200ガウスの安定した磁場を発生させました。
中国中部の安徽省合肥市にある中国科学院合肥物質科学研究院の強磁場実験室は22日、独自に開発した水冷磁体を使って42万200ガウス(42.02テスラ)の安定した磁場を発生させました。この成果は、2017年に米国国立強磁場研究所が作った水冷磁体による41万4000ガウスの世界記録を更新し、強磁場の分野で水冷磁体技術開発における国際的な新たな一里塚と言えます。また、2022年に安定状態の強磁場実験装置で混合磁体を使って45万2200ガウスの記録を樹立したことに続き、技術面でもう一つの重要な進展とみられます。
中国科学院強磁場技術研究チームは磁体構造を革新し、製造工程を改善することで、最終的に32万3000メガワットの電源出力で42万200ガウスの安定した磁場を発生させ、世界の強磁場水冷磁体技術発展の新たな進展を実現しました。この磁体の開発の成功は、科学研究者が安定した強磁場を迅速に調整するという現実的な必要をよりよく満たし、新たな現象を探求し、新たな法則を明らかにするための強力な実験条件を提供しました。
安定した強磁場を発生させる磁体には水冷磁体、超電導磁体、さらに水冷磁体と超電導磁体を組み合わせた混合磁体の3種があります。水冷磁体は科学者が最も早く利用した方式で、磁場の制御を柔軟かつ迅速に実現し、より高い磁場強度を発生できるといった優位性があるため、物質科学の研究に信頼性のある高効率の実験条件を提供できます。(提供/CRI)
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