西太平洋国際航海科学調査隊が帰国―中国

人民網日本語版    2024年9月27日(金) 17時50分

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6500カイリを超える航行を経て、すべての科学調査ミッションを順調に遂行した2024西太平洋国際航海科学調査隊が26日、広東省深セン市に帰還した。

6500カイリを超える航行を経て、すべての科学調査ミッションを順調に遂行した2024西太平洋国際航海科学調査隊が26日、広東省深セン市に帰還した。新華社が伝えた。

8月10日に青島を出航してから、中国および海外の60人の科学調査隊員と有人潜水艇「蛟竜号」をのせた有人潜水艇支援母船「深海1号」は、西太平洋マゼラン海山チェーンで18回の有人深海潜水ミッションを遂行した。最大潜水深度は5600m。また、科学調査隊は30数カ所の調査エリアで海洋環境と生物多様性の定常調査を実施した。深海生物、海水、堆積物などのサンプルを採取するとともに、1000km以上のマルチビーム測線を遂行し、海底の地形と水深の状況を確認した。

航海首席科学者で国家深海拠点管理センター副センター長の許学偉(シュー・シュエウェイ)氏は、「航海期間中に600点以上の深海生物サンプルを採取した。初期的な分析によると、そのうち10数種の新種が含まれる可能性がある。航海に参加した科学者は今後、サンプルの分子生物学、分類学、生態学などの研究を行い、深海生態系と環境への理解を深めることになる」と述べた。

蛟竜号は今回の航海で初めて外国籍科学者を乗せ潜水作業を行った。中国の科学者はメキシコ、スペイン、カナダなどからの8人の外国籍科学者と共に深海を探索し、深海の科学研究に貴重なサンプル資源と重要データを提供した。

2024西太平洋国際航海は「デジタル化深海典型生存環境」ビッグサイエンス計画下の初の国際航海で、中国大洋事務管理局が主導し、国家深海拠点管理センターが計画・実施。中国と海外の科学者が共に航海に参加し、潜水を行い、サンプルとデータを共有し、深海の生物多様性と環境保護の研究を共に推進している。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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