無人運転の1万トン重積載列車が26日、朔黄鉄道（山西省忻州市－河北省滄州市）で初めて運行試験を完了しました。これは中国の重積載鉄道が自動運転から無人運転への新たなブレークスルーを実現したことを示しており、重積載鉄道のスマート化推進にとって大きな意義があります。

試験列車は午前8時36分、朔黄鉄道の黄驊南駅を出発し、2時間半の運行を経て、東営西駅に順調に到着しました。全行程は安定した運行で、指定された位置に正確に停車しました。

今回試験で使用された無人運転重積載列車は計108両で、全長は約1.3キロ、総重量は1万800トンに達し、コア技術から管理モードまで自主制御可能を実現しました。

国能朔黄鉄道公司重積載列車安全牽引技術実験室の周占松主任は、今回の無人運転重積載列車試験では、自動運転、スマート運行維持、配車集中制御の「列車、地上、ネットワーク」全システムのアップグレードを実現したと述べています。

試験の過程で、三つの技術が関連分野の国内の空白を埋め、「列車運転の無人化、駅管理の無人化」を実現しました。無人運転技術の大規模な普及と応用後、列車の平均運行時速は1．7km増加し、平均牽引エネルギー消費量は2．9％削減され、中国の「西煤東運（西部の石炭を東部に輸送する）」の輸送効率が大幅に向上する見通しです。（提供/CRI）