Record China 2024年9月30日(月) 19時0分
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山西省普中市霊石県内の集合住宅内で最近になり、エレベーターに閉じ込められた男児小学生が、自分の手でドアをこじ開けて脱出したことが分かった(写真)。
中国メディアの新京報などによると、山西省普中市霊石県内の集合住宅内で最近になり、エレベーターに閉じ込められた男児小学生が、自分の手でドアをこじ開けて脱出したことが分かった。非常時の連絡用のボタンを押しても反応がなく、男児は遅刻することを恐れて強引に外に出たという。
男児の父親によると、男児が乗ったエレベーターは1階に着いてもドアが開かなかった。非常用の呼び出しボタンを押しても反応がなく、叫んだりドアを叩いたりしたが、気づく人はいなかった。また学校の規則により男児は通信機器を持っておらず、家族などに連絡することもできなかった。男児は約10分後に手でドアをこじ開けて脱出した。
集合住宅にはエレベーターの監視室があるが、父親によると事故発生当時には誰も当直していなかった。集合住宅の住民組織である小区(コミュニティー)の責任者は、管理業者とはすでに意志疎通をしており、監視室の当直問題はできるだけ早く解決すると説明した。
エレベーターの保守担当者は、エレベーターのドアが開かなかった原因を、「小石がはさまったため」と説明した。ただし、エレベーター会社の告知によると、ドアが開かなくなった原因は、老朽化のために電子装置に問題が出たためだった。
霊石県当局の関係責任者によると、エレベーターは不動産物件補修維持基金を利用して点検と補修をしてきた。点検と補修は昨年にも行った。子供が閉じ込められる事態が発生したため、今年も実行するという。
新京報によると、27日に霊石県当局を取材していたところ、エレベーター内に高齢者が閉じ込められたとの連絡が入った。高齢者はその後、救出された。
エレベーター会社は、2回の事故の原因はいずれも電子機器の故障であり、エレベーター全体が老朽化していると表明した。すでにエレベーターの使用を停止して点検補修作業を行っており、必要な部品の交換は29日に行うとした。(翻訳・編集/如月隼人)
エレベーターに閉じ込められた小学生、遅刻を恐れ手でこじ開けて脱出https://t.co/eACYeKxGlQ pic.twitter.com/NUyqzAkMy3— 中国動画 (@RC00547555) September 30, 2024
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