中国メディアの正在新聞によると、上海虹橋国際空港の保安検査員が乗客の個人情報を外部に漏らすということがあった。

外国籍の女性モデルのマネジャーを名乗る人物がSNSへの投稿で明らかにしたところによると、このマネジャーのチャットアプリ「微信（ウィーチャット）」に、見知らぬ人物から、「昨日、私の友人が飛行機内で彼女を見かけた。とても気に入ったので、ある人に連絡先を調べてもらったところ、あなたのものだった。彼女の連絡先を教えてもらえないだろうか」とのメッセージが届き、女性モデルが空港の保安検査場を顔認証で通過した際のものとみられる写真が添えられていた。

正在新聞が虹橋空港の苦情ホットラインに問い合わせたところ、「保安検査員が乗客の個人情報を外部に漏らすことはあり得ない。警察に通報することをお勧めする」との回答だった。しかしそれからわずか30分後、保安検査チームのリーダーを名乗る人物から、女性モデルのマネジャーのもとに、関与した人物を解雇するとの連絡があった。正在新聞が改めて虹橋空港の苦情ホットラインに問い合わせたところ、その事を認めた上で、「保安検査部門の職員がプライベートの番号を使用して乗客に連絡したことは慎重さに欠ける行為だった」と回答したという。（翻訳・編集/柳川）