人民網日本語版 2024年9月30日(月) 8時40分
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笹川平和財団笹川日中友好基金が主催する第5回「日中未来創発フォーラム」がこのほど、東京で開幕した。
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笹川平和財団笹川日中友好基金が主催する第5回「日中未来創発フォーラム」がこのほど、東京で開幕した。東京大学や中国人民大学といった大学の中国と日本の大学生、大学院生ら約100人がオンライン・オフラインの形でキックオフに参加した。人民網が報じた。 今回は「20年後の私たちのために未来を描く」をテーマに、学生らが2カ月にわたって基調講演、テーマ別の実地体験、テーマ別のチーム発表などを通して、相手の国や文化についての理解を深め、環境、福祉、文化、教育の4つのテーマの未来にどのような可能性があるのか探っていくことになっている。
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主催者代表の尾形慶祐氏は、これまでのフォーラムを振り返り、今年はその規模がさらに大きくなったと紹介した上で、「両国の若者が積極的に意見を交換し、相互理解を深め、新しいアイデアを生み出してくれることを願っている」とした。
世界的IT企業のAI専門家・尹旭東氏、中国人民大学法学院の黄尹旭准教授、学生団体「京論壇」の代表を務める岡田智七永さん、副代表を務める上田理沙さんがそれぞれ基調講演を行い、人工知能(AI)や教育といった分野に対する見方を語ったほか、中日の若者に2カ月間の交流の機会をフル活用し、積極的に交流し、視野を広げるよう期待を寄せた。 キックオフ当日、両国の若者は環境、文化、福祉、教育の4つのテーマに分かれて、グループディスカッションを行い、フォーラムに参加した理由や2カ月間の計画、研究課題などについて話し合った。東海大学の森山美紀子教授や東京大学の張玥講師、清華大学の于智博士などがファシリテーターを務め、参加者に指導とアドバイスを行った。
「Panda杯 全日本青年作文コンクール2023」の受賞者で、それをきっかけに、日中交流活動に積極的に参加するようになったという横浜国立大学の2年生・倉持和輝さんは、「今回のフォーラムには日本、中国、ドイツといった複数の国の学生が参加している。国際関係や環境問題といった多様な課題について、みんなで話し合うことで、有意義な一日を送ることができた。交流の過程で、日本の学生は自分の意見をあまり言いたがらないのに対して、同じチームの中国の学生は『こうしたほうがもっと効率的』と自分の考えを積極的に語っていたことがとても印象的だった」と笑顔で話していた。 中国語と日本語を練習するために今回のフォーラムに参加したという北京語言大学・東京校に通うドイツ人留学生のトルベンさんは、「みんなと交流できてとても楽しかった。今後は、中日文化の革新的発展をテーマにアンケート調査を実施したい」と語っていた。 今年5月に「2024日中友好都市東京都青年訪中団」の一員として中国を訪問したという創価大学に通う大学院生の戸塚健人さんは、「その時に初めて中国に行った。雄大な万里の長城やハイレベルの国際会議センターがとても印象的だった。また、中国文化の奥深さにも魅了された。今後も中国の学生とじっくりと交流したい」と話していた。
2022年から始まった「日中未来創発ワークショップ」は、中日の若者が交流と対話を通して理解を深め、さらに安定した両国関係をどのように築いていくかを考える機会とするのが目的だ。規模がさらに大きくなった「第5回日中未来創発フォーラム」は中国人民大学や日本科学協会、日中関係学会、東京都日中友好協会が協力し、日本の外務省、在日本中国大使館教育処がサポートを提供している。協力メディアは人民網日本株式会社だ。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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