Record China 2014年9月14日(日) 16時48分
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11日、英紙は北京の地下鉄に乗車した記者の体験記を掲載した。
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2014年9月11日、英紙・ガーディアンは中国・北京の地下鉄に乗車した同紙記者の体験記「北京地下鉄の端から端まで、88kmでわずか2元(約35円)だが混雑」を掲載した。12日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。
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記者は北京地下鉄の最長区間である市内西南端の蘇荘駅から東北端の俸伯駅までの88kmを乗車。途中数回乗り換え、3時間ほどかかったが、運賃はたったの2元。北京地下鉄は世界で最も安い公共交通機関の一つだ。
平日のラッシュ時には、疲れたサラリーマンがスマホを見たり、空いた席を狙ったりしている。泣き叫ぶ子供を連れた両親や初めて地下鉄に乗る農民、ウナギを入れたドラム缶を車内に持ち込む人など、いろんな乗客がいる。夏になればエアコンが稼働して涼しい。車内にはニュースや娯楽番組を流している液晶モニターも設置されている。車内からは地下鉄トンネルの両脇に映し出された広告を眺めることができる。駅構内はきれいで明るく、中国語と英語の案内表示がある。
ここ数年、北京では毎年数十万人ずつ人口が増加している。現在の人口は2000万人を超えたが、東京の居住可能人口が3600万人であることから、北京の人口はあと1000万人ほど受け入れが可能だといえる。だが、北京地下鉄の利用乗客は毎日1000万人を超えており、これはロンドン地下鉄の3倍、ニューヨーク地下鉄の2倍に相当する数だ。北京地下鉄は人口が増え続ける中国の大都市が抱えるさまざまな問題に直面しているといえよう。(翻訳・編集/本郷)
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