中国高速鉄道が夜間に運行できないのはなぜか―中国メディア

Record China    2024年10月5日(土) 19時0分

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1日、新浪新聞の微博アカウントは、中国の高速鉄道が夜中に運転できない理由について紹介する文章を掲載した。

2024年10月1日、新浪新聞の微博アカウントは、中国の高速鉄道が夜中に運転できない理由について紹介する文章を掲載した。

文章は、1日から始まった国慶節連休の高速鉄道チケットが非常に取りにくい状態となっており、連休開始15日前に予約を入れようとしたところ、すでにお目当ての列車は満席となっており、キャンセルを待たざるを得ないというケースも少なくなかったと紹介。「最後の希望を抱いて夜遅いの列車をと検索すると、高速鉄道の夜間運行が行われていないことに気付き、ぼうぜんとする」とした。

その上で、これだけチケットが取りにくい状態にもかかわらず中国の高速鉄道が夜間にほとんど運転されていないことについて、「毎日午前0時を過ぎると高速鉄道は営業運転を終えて定例の点検修理に入るから」と説明。列車の点検用に取られている時間を「天窓時間」と言い、高速鉄道の場合は毎日午前0〜6時であると紹介した。

また、中国の「鉄路営業線施工安全管理方法」において、高速鉄道は「天窓」制度を厳格に実施することが規定されているため、春節輸送期間中など特別な時期を除き、高速鉄道は最終列車が午前0時前に運転を終え、一番列車も午前6時以降の出発になるのだと伝えている。

この話題は微博である程度注目を集め、トレンドワードランキングにも登場した。中国のネットユーザーからは「了解。安全のために毎日点検が必要なんだな」「夜間に点検修理をしている作業員さん、お疲れさまです」「高速鉄道は文字通り高速だから、在来線に比べて損傷が激しくなる」「飛行機だって普通は午前0時以降は国内線の運航をしていないよね」といった感想を残している。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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