CRI online 2024年10月8日(火) 16時50分
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重慶大巴山国家級自然保護区科学調査チームがこのほど、同市の城口地区に設置されている野外監視赤外線カメラ映像の定期検査で、珍しい白いツキノワグマが活動している様子が映っているのを発見しました。
中国南西部の重慶市にある西南大学の重慶大巴山国家級自然保護区科学調査チームがこのほど、同市の城口地区に設置されている野外監視赤外線カメラ映像の定期検査で、珍しい白いツキノワグマが活動している様子が映っているのを発見しました。
映像には、赤外線カメラの前で全身の毛色がきれいな白いツキノワグマが、のんびりと餌を探している様子が撮影されていました。西南大学重慶大巴山国家級自然保護区科学調査チームによると、重慶保護区内で白いツキノワグマが撮影されたのは今回が初めてだということです。
この科学調査チームは、このほかにも、今回のモニタリング調査で、北屏郷、龍田郷、東安鎮などに複数の地点に設置された赤外線カメラの映像のいずれにも、ツキノワグマの姿があることを発見しており、保護区内のツキノワグマの個体数が着実に増加していることが示されました。
ツキノワグマ(中国語で「黒熊」)は、別名「アジアクロクマ」とも呼ばれ、中国では国家二級重点保護野生動物に指定されています。がっしりとした体、丸くて広い頭、短い鼻口部が主な特徴で、全身の毛は黒く光沢感があり、胸には白または黄白色のV字型の斑点があり、三日月の形に見えることから日本では「ツキノワグマ」と呼ばれます。
今回白いツキノワグマの活動映像が見つかった重慶大巴山国家級自然保護区は、秦巴山地の重要な構成部分で、生物多様性資源が豊富な地域です。先述の科学調査チームは現在、保護区全域に80台余りの赤外線カメラモニタリング装置を設置しており、異なる地域、異なる高度、異なる生息地をカバーしており、重点保護種をモニタリングするための優れた技術設備を提供しています。(提供/CRI)
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2024/10/8
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