韓国の多目的ステルス無人機開発事業が突然中止に、その理由に韓国ネット「あきれて物も言えない」

Record Korea    2024年10月9日(水) 6時0分

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8日、韓国・MBC NEWSは「無人機の開発に世界各国が熱を上げる中、韓国の多目的ステルス無人機開発事業が政府のR&D予算削減により全面中止されていたことが確認された」と伝えた。資料写真。

2024年10月8日、韓国・MBC NEWSは「現代戦において軍の主要戦力となった無人機の開発に世界各国が熱を上げる中、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領も北朝鮮の無人機に対応するため多目的ステルス無人機の開発を奨励していたが、この重要な事業が政府のR&D(研究開発)予算削減により全面中止されていたことが確認された」と伝えた。

記事によると、韓国の国防科学研究所は22年から、小型ステルス無人機「KAORI-X」の後続モデルで、大きさが3倍になり、追跡を避けるステルス機能も高度化された多目的ステルス無人機の開発を進めていたが、昨年6月に開発が全面中止された。これまでに投入された予算は66億ウォン(約7億2000万円)に上るという。

尹政権がR&D予算を削減したことにより、今年の国防研究開発予算も前年より2600億ウォン少ない4兆6000億ウォンに減少した。未来挑戦国防技術事業の場合、約35%の1200億ウォンが削られ、尹大統領が昨年1月に迅速に開発を進めるよう直接指示を出した多目的ステルス機事業の予算が今年突然なくなったという。

韓国国会国防委員会のアン・ギュベク議員は「大統領が直接開発を指示しておきながら国防R&D予算を削減して事業を中止させるのは、言葉と行動が一致しない」と指摘した。

研究開発費の削減により、低軌道早期警報技術など未来戦の核心である他の国防技術開発事業8件も、今年に入って続々見送られた。

韓国防衛事業庁は「選択と集中」のためだと説明しているが、「来年の国防予算が過去最大の60兆ウォンを超えるにもかかわらず、未来戦の核心である技術研究開発予算を減らすこと自体が問題だ」と指摘する声が上がっているという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「海外歴訪、飲み会、大統領執務室の移転に使うお金はあるのに、国を守る国防予算はないのか」「国防予算を削って海外を遊び回る大統領夫婦なんて見たことも聞いたこともない」「韓国の安全保障にとって最大の脅威は、無能な人が大統領だという事実」「R&Dに使うお金はないのに、『国軍の日』のパレードに100億ウォンを使ったのか。呆れて物も言えない」「やることなすことすべて国民の共感を得られない大統領は初めてだ」「安全保障に関しては本当に文在寅(ムン・ジェイン)前大統領が恋しいよ…」など、ため息交じりの声が多数寄せられている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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